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宮崎の食材は素晴らしい!(椎茸編)


2011/01/21(木)

大杉しいたけ園の大杉博文氏の講演会と見学会に招待され参加した。

宮崎食材の差別化戦略【九州から全国へ】~宮崎県産品が一番~
というタイトルで、アソウ・ヒューマニーセンター宮崎支店の主催。

午前10時前に、母校の中学校近くのJAアズムホールに車で行き、ホール入り口で今日のイベントを探すが見つからない。 受付の方に聞くと、ここは別館なので本館の方かもしれないとの事、急いで本館へ向かう。
同じ様に別館に来た女性と一緒に本館へ向かう途中、話をすると同じセミナーを受講するとの事で、顔をよく見るとFBでよく見かけるKさん、お互いに挨拶して会場に入り着席する。 今日の講演者の大杉さんからも声を掛けられ挨拶をする。 日南・都城方面からの列車が遅れてる様で、到着を待ち10分位遅れて講演会が始まった。

今日の主催社の和田さんの挨拶
今日の主催社の和田さんの挨拶

早速、大杉しいたけ園の大杉社長の講演です。
まずは、しいたけ園の紹介から。
三代目のしいたけ園の経営者として、今迄の常識を覆す、自らが工夫して作り上げた新しい農園づくりのご苦労話から始まりました。
実際の試行錯誤のチャレンジの結果は上々、今では後継者達も育て上げ、次のステップへ向かって新たな挑戦を始められている様子、時折、ジョークを交えながら熱く語って頂きました。

後継者達とスタッフ
後継者達とスタッフ
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平地で日当たりの良いところで原木栽培しています。
美味しい椎茸見分け方
美味しい椎茸の見分け方
平坦な場所で軽トラックも入れます。
平坦な場所で軽トラックも入れます。
収穫したしいたけの数々
収穫したしいたけの数々

最近は、しいたけ栽培だけではなく、直接販売にも乗り出し、新商品の開発に力を入れています。 これは「しいたけ南蛮」です。 宮崎名物のチキン南蛮にヒントを得て、宮崎特産のしいたけを原材料として、独特の工夫をして開発したものです。 肉厚でジューシーなしいたけ南蛮は、地元の道の駅山之口で提供しており、大人気のメニューになっています。
又、きくらげ栽培にも力を入れており、その味と食感もお客様からは大人気、もうひとつの商品の柱です。

しいたけ南蛮
しいたけ南蛮
なばチリ試作品
なばチリ試作品

しいたけ南蛮と なばチリの2種類をご家庭でも味わえる様に、現在、冷凍食品として試作テスト中との事、近々、市販される予定です。
その他、新品種のきのこ栽培や、都城特産の自然薯栽培など、新商品の開発にも注力されているとの事。

やまいも栽培挑戦中
やまいも栽培挑戦中
販売イベントや展示会には社長自ら営業
販売イベントや展示会には社長自ら営業します。
新商品のキノコ開発中
新商品のキノコ開発中

この他、大杉しいたけ園の新しい試みや、新商品等の説明がありましたが、このブログでは伝えきれません。
詳しくは大杉しいたけ園のHP ⇒ http://www.yokakinoko.com/

講演会は11時半過ぎに終了、この後は参加者約30名が道の駅山之口にバスで行き、しいたけ南蛮の試食会です。

しいたけ南蛮・大杉しいたけ園の幟
しいたけ南蛮・大杉しいたけ園の幟が立っています。
道の駅の食事処へ向かいます。
道の駅の食事処へ向かいます。
30人全員に行きわたった様です。
30人全員に行きわたった様です。
しいたけ南蛮と なばチリ
しいたけ南蛮と なばチリ

しいたけ南蛮定食です。これが試食用の一人前のしいたけ南蛮です。 いただきま~す!
しいたけ南蛮を一口、肉厚の椎茸にタルタルソースが良く合って美味い!
横にある、なばチリもチリソース味で美味しいです。
通常のしいたけ南蛮定食はしいたけがもっと多く、なばチリはありません。
全員楽しく料理の話をしながら、満足げに食べています。
私は糖質制限中なので、ご飯は少しだけにして残してしまいました。
すみません。
みんなバスの中の歓談や食事を一緒にしたので、仲良しになった様です。
あちこちで記念撮影しています。

大杉さんを囲んで
大杉さんを囲んで
雪がチラついて来ました。
雪がチラついて来ました。

このあと皆は、大杉しいたけ園の見学にバスで出発します。
残念ながら、私はNPOの定例会があるので、ここから宮崎に引き返します。
次の機会には、是非、しいたけ園にお邪魔したいものです。
みなさん、また次の機会にお会いしましょう。


九州ひと回り (3.田川~門司港レトロ)


2015/11/12(木) つづき
今日は専門分野の話もあるので、イントロがチョット長くなります。  お時間の有る方はお付合いよろしくお願いします。

宇佐市を後にして、次の予定の筑豊地方、田川市にあるラピュタファームへ向いました。
私の故郷の宮崎でも、第1次産業の農林水産業が産業の中心ですが、今後の対外競争力強化と付加価値増大による生き残り策として、若い仲間達を中心に、生産(1次)×加工・製造(2次)×販売(3次)=6次産業化を目指しています。
私もその実現の為、色んな相談やお手伝いをしていますが、今迄、全く競争意識がなかった生産者の皆さんにとっては、熾烈な生き馬の眼を抜く、2次・3次産業への参入は極めて高いハードルが待ち構えていると言えます。

知り合いや仲間達との話の中でも、農場や果樹園に併設して、直売ショップを作るとか、農園レストランを開いて、自分で作った採れたての野菜や果物を使った、美味しい料理を提供したら評判間違いなしと、希望に眼を輝かせている方もいらっしゃいます。

しかし、現実には、製造・販売業、レストラン等の起業独立を目指して開業された方々、しかもその道で実務を経験された方でさえ、起業5年後の生存率は15%、そして10年後は6%に過ぎず、20年後は僅か0.3%しか残らないという、厳しい現実があります。
現状を知らずして、生産者の方がそのまま起業されたら、その成功率は更に低いものになり兼ねません。 いくら補助金があるとは言え、数年間は持ちこたえられても、継続的な利益は確保できず、廃業するしかなくなってしまいます。

実際に九州各地で話を聞いても、農産物の直売所に比べると、格段に加工度が高く、衛生管理やサービス提供が伴う、農園レストランの成功例は数少なく、殆どが採算レベルを大幅に下回り、規模やサービスの縮小、或いは家族経営で出来る範囲の業態に変更されたり、経営不振の為、廃業されたりするケースが見られる様です。

データによると、農園レストランは、2011年度全国で1350事業体あり、都市部の小規模レストランレベルの年間売上5000万円以上(月416万円以上)は、僅か、6.6%の89事業体しかなく、それ以外の1261事業体の殆どが個人営業レストラン規模だと思われます。

ちなみに農園レストラン全事業体の平均売上高を算出すると、年間売上は1473万円(月123万円)という規模になります。
この売上を前提に、通常のレストランの様に、従業員を雇って部門別に配置して組織的なオペレーションを行うとしたら、原価・人件費・経費・償却費等を差し引くと、収益を確保するのは極めて困難だと思われます。 小規模経営ゆえに、必然的に家族的経営にならざるを得ない状況が推測されます。
更にこの内、全事業体の約50%を占める小規模の個人事業体、年間売上500万円以下(月売上41万円以下)の場合は、費用を捻出するのが精一杯で、経営者個人や家族の人件費も出ないケースが大半だと推測されます。 (  参照資料: 農林水産省「6次産業化総合調査」)

そこで、九州内で数少ない、お客様が行列をなして、大繁盛だと評判のラピュタファームを訪問し、その繁盛の秘密と、レストラン運営の実際を目の当たりにし、これから農園レストランを志す、九州の若者達のお手本としたい、というのが今回の目的です。 (前置きが長くなり申し訳ありません)


さて、宇佐市を出発、ナビをラピュタファームにセットし出発です。
国道10号線を北上ししばらくは単調なドライブが続きます。 英彦山が見える辺りから、左折して田んぼ道、山道を走って約1時間45分、そろそろ方向感もなくなり、現在地も定かではなくなった頃、山中のカーブを曲がったら、目の前に案内板が現れました。

ラピュタファーム、到着です!

 

ラピュタファーム案内
ラピュタファームへ行こう!(和水町HPより)

 


以下、ラピュタファームのHPより。

果樹園の中のレストラン

田川の風土が育んだ食材と手作りのやさしさを味わってください。

vision07ラピュタのランチバイキングでは新鮮な地元野菜や、厳選した体にやさしい調味料などにこだわり、真心込めてテーブルにお料理をお出ししています。

ラピュタのレストランでは、約60品の手づくり料理に、約40種類以上の野菜や果物を用い、そのほとんどを園内産か地元産の元気な素材でまかなっています。
また調味料についてもミネラルを含んだ「喜界島のザラメ」や、下関市立病院アレルギー外来推奨の「無添加の菜種油」、畠中育雛場の「元気卵」など体に優しい調味料を使用しています。
さらにラピュタ自家製パンやピザ、ケーキ、焼き菓子など小麦は全て国内産を使用しています。

お客様にほんのひととき、心に、体に優しい時間を過ごして頂く事。 それがラピュタの願いです。

まず、ラピュタファームのレストランの様子をご覧下さい。

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ラピュタファーム、レストラン

ラピュタファームの手作りのバイキングレストランです。

バイキングレストラン
バイキングレストラン
自家製ジュース、ドリンク
自家製ジュース、ドリンク

自家製パン、ケーキ

自家製パン、ケーキ

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自家製料理の数々1
バイキングメニュー
バイキングメニュー
好きな料理を好きなだけ
好きな料理を好きなだけ

(クリックすると拡大します)
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色んな手作りの料理で大満足、沢山お替りをして、お腹一杯です。
尚、すべての料理はレシピー公開で、自由に自宅で再現できます。

さて、レストランの外で、ちょっとひと休みです。
ファームの中には色んな建物が散在しています。
まずは、ショップ部門を見学です。

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少し離れたところにあるのは加工場、ここで加工作業をやったり、ショップで販売している商品を製造しています。

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加工場の中には、加工機、シンクや調理台など、様々な調理・製造設備が設置されています。

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今回、田川にあるネットビジネス仲間の、YさんとMさんにラピュタファームにお連れ頂き、お知 り合いのラピュタファーム代表取締役の杉本 利雄さんに、お話を伺うチャンスを作って頂きました 。

沢山の女性中心のお客様達が、行列をなして山奥のラピュタファームに押し寄せ大繁盛が続いています。 ここで食事するには、必ず予約してから行かないと、大行列のあげく時間切れで食事できない可能性もありますので要注意です。


しかしこの大繁盛のレストランも、杉本社長のお話を聞くと、レストランを始められてから、ずっと順風満帆で大繁盛だった訳 ではなかったそうです。
15年以上前の営業開始の際には、果樹園レストランが珍しく、お客様も多く順調にスタートしました 。
しかし数年経つと、当初の人気も翳り始め、何よりレストランの組織運営やオペレーションの質が低 下し、客足の低下と収益の悪化により、やむを得ず休業せざるを得ない状態となったそうです。

この大ピンチの時にレストラン業務に、初めて真剣に取り組んだのが杉本社長でした。
それまで任せっきりだった、レストラン経営の全てを見直し、業務上の課題をすべて抽出して、レストランのポリシー立案から、業務の指揮命令系統、組織体制を再構築され、本当にお客様が喜ぶレストラン造りを実行 されました。
又、独自のマーケティングで、材料はすべて、この果樹園で採れたものか、地元産の農産物だけ(肉・魚無し)にし、メインターゲットを、健康志向のミドルエイジの女性に絞り、斬新なメニュー立案と調理技術を持つ女性を調理の責任者に抜擢し、調理部門の運営を任せ、責任体制を構築。 もちろん、自分自身もオーナーとして現場に立ち、直にお客様に接する体制を確立 されました。

こうして再開したバイキングレストランは、徐々に客足を取り戻し、女性中心のお客様の口コミや雑誌のPR効果もあり、一年後には行列が出来るほどの状態になりました。
最初の頃は、特に男性からは少しでも良いから、肉や魚のメニューも欲しいと言う要望もありましたが 、今ではすっかり認知され、誰も不満や注文を付ける人はいないそうです。
現在では、毎月メニューの70%を新しく入れ替える、月替わりメニューを楽しみに、常連のお客様が継続的 に来店される、九州を代表する果樹園レストランの大繁盛店になりました。

杉本社長のお話を総合すると、果樹園に付属しているレストランというレベルを超えた、都市部の大繁盛店と同等、あるいはそれ以上の、独立したレストランのオーナーとしての立ち位置で、強力な顧客志向のマーケティングの採用と、お客様の目の前で製造と販売とサービスを行うという、高度なレストランのオペレーショ ンを実現された事が、成功の大きな要因に間違いありません。

しかし、杉本社長の目標はこれに留まりません、ようやく軌道に乗ったとは言え、まだまだ抱える課題は残っており、今後は現状の品質を保ちながら、業務が集中している従業員の負担の軽減や交代要員の育成を目指し、高くなり過ぎている材料原価の適正化や、お客様の待ち時間減らす為の食事時間の2回転化、冬季や閑散期の楽しいイベント企画などお客様のサービスレベルの向上と、収益の安定化を次の目標とされているとの事、今までの経営改革に飽き足らず、更に加速されるなど、素晴らしい経営哲学をお持ちの様です。

raaputa6杉本オーナーのスタート時のご苦労話と、様々なアイデアと試行錯誤で課題を解決して、現在の姿になった経緯をお伺いしてきました。

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杉本オーナー、Yさん、Mさんには、お忙しい中、お時間をお取り頂き、ありがとうございました。
やはり、お話をお聞きすると、最初から順調に業績を伸ばして来られたのではなく、自前の果樹園の素晴らしい産物を美味しく調理して提供するというだけに留まらず、繁盛レストランと同等以上の、マーケティング技術の活用、それに加えて、レストランを運営する為の、加工調理技術や、組織構築など、今までの生産者の枠を越える、アイデアの数々と努力を重ねられた結果が、この大繁盛をもたらしたと、納得できました。


美味しい食事と、素晴らしいお話を聞いた、余韻も冷めないうちに田川を後に、今夜の宿、門司港レトロ地区に出発します。
Yさん、Mさん、又お会いしましょう。

青春の門で有名な、香春岳の一の岳
田川市内から見える、青春の門で有名な、香春岳の一の岳は、掘削でこんなに平らになってしまいました。

田川を出て、一路北九州門司港へ、約50km、1時間の行程です。
ところが、門司港の出口を降り間違え、道路標識は「この先山口県」!
下関ICで一般道路に下りましたが、中々元の道には戻れません。
結局、50年前に通った事のある関門トンネルを潜って、門司側にたどり着きました。 ここらは高速道路や都市交通、一般道が入り混じっており、ようやくナビの指示に従い、ホテルに到着しました。

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門司港レトロ地区にようやく到着

ホテルにチェックインして、夕食は門司港レトロ地区へ、シャトルバスで3分で到着です。 港の灯りがロマンチックですが、生憎ひとり旅です。

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門司港レトロ、港町の灯りが良い感じです。
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埠頭のお店は最近出来た食堂ビル、雰囲気はいまひとつ。
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埠頭には、バナナマン?と、茄子マン?
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向こう側にある海賊船は、焼きカレーがオススメ。

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結局、夕食は回転寿司の店、ネタはまあまあだが立地的に高め、
ちょっとつまんで、やはり最後は居酒屋に寄ってしまいます。
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すこし外れた場所にあるスナックでもよかったかな?

 


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懐かしい門司港駅、ここから関門連絡船に連結していました。
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門司港ターミナル
ここは、昔と換わらない雰囲気です。

ロマンチックな門司港レトロ、独りではあんまり盛り上りません。
ホテルの隣のコンビニで、ビールとつまみを買って帰り、
風呂に入った後に、ゆっくり一杯やる事にしました。
それでは、ようやく2日目終了です。
ゆっくりして眠ることにします。
おやすみなさい。

まだまだ、次回につづきます。


原産原種「日向夏」初物です!


2015年4月11日(土)

宮崎大学の、6次産業化人材育成講座で同期の、太田原さんから、日向夏の初収穫との連絡がありました。
彼の作っているのは、原産原種の日向夏で、ここ太田原果樹園では、極めて希少な日向夏に絞った生産をメインに、4月からは、6次産業化講座で学んだ、ネット販売もスタートしました。
この原種へのこだわり、太田原果樹園のホームページから、彼の言葉で説明してもらうと、原種日向夏復活に懸ける、意気込みがよく分かります。 以下、HPからの引用です。

祖父が植えた原種を守りたい

「在来系 日向夏」の昭和45年生の苗木を、その2年後に祖父が植えてから平成27年現在、とうとう樹齢45年になりました。 偶然にも、「日向夏」というブランド名が生まれた年でもあります。

「在来系」とは、起源となる種のことで、私は分かりやすく、「原種」と呼んでいます。
これこそが本当の日向夏の味だと私は強く思っているのですが、原種の栽培を継続している生産者が減少していて、今ではとても希少なものになってきています・・・・
この話を2年前の10月、6次産業化講座の親睦会で聞いて、同期生も皆で世に出るように応援したいと、熱く語り合ったものです。
そして昨年の原種栽培開始、そして今年の収穫と、ネット販売のスタートとなりました。

という事で、早速、収穫した日向夏を受け取りに、宮崎市清武町にある、太田原果樹園に行って来ました。 宮崎市街地からのバイパスを通り、清武町の手前を右折し数百m行くと、豊かな田園地帯の中、南向きの斜面に日向夏が実る、果樹園が見えます。 太田原果樹園に到着です。

太田原果樹園
太田原果樹園ホームページへLINK

久し振りに会った、太田原さんとしばらく立ち話をした後、手に入れた原種日向夏を急いで持ち帰り、早速、家で食べてみました。
我々の買うのはジモティ用で、少々小玉なのですが、ナイフで剥いている時から、独特の爽やかな香りが漂ってきます。
白い甘皮が、まだ薄いのですが、不器用に切り分けて、出来上がり!
一年振りの原種は実に美味そうで、やってるうちに生唾が出てきます。

原産原種日向夏の初物
原産原種日向夏の初物です。

この後、しみじみ味わって頂きました!
鮮烈な酸味と、甘さで渾然一体の味、実に美味いです!

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ズームアップです。

近くで見ると実に瑞々しく、こんな感じです。  美味そうでしょう!?

 

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原産原種日向夏の説明書

まだ気温も低く、天候も安定していませんが、これから日照時間が増え、暖かくなると、次の収穫時には、ひと回り大きな日向夏になっているでしょう。
原種日向夏、4月いっぱい頃までが収穫時期で、収穫と同時に、来年の花が咲くそうです。 と、言うことは一年中、栽培しなきゃならない様です。 手が掛かるけど、大事に育てて、昔ながらの味を伝えて行ってほしいものです。

今年の収穫が一段落したら、テスト試作中の、「日向夏マーマレード」の製品化に取り掛かるそうです。 休む暇なく、次は6次産業化への挑戦開始です。

ガンバレー!

P.S.只今、太田原さん始め、同期生のみんなも追加育成プログラム講習を受講し、「食PRO」レベル3認定申請待ち、秋には認定を頂けそうです。


九州の食EXPOに行って来ました。


2015年3月20日(金)
大分に用事があって、早朝に宮崎を出発しました。
東九州道は、明日21日に、蒲江~佐伯間が開通するので、最後の旧道を走るのもいいかと、のんびり快適なドライブです。
蒲江でICを下り、山の中の峠道を走り、混雑した市街地を小一時間かけて、佐伯ICに向かいます。

東九州自動車道開通
ひがし九州自動車道 蒲江~佐伯 開通

後は大分まで一直線で直ぐに到着ですが、目的地への市街地の混雑が酷い。 約30分をかけて数kmを進み到着、用事を済ませます。
午前中一杯の予定でしたが、10時には終わったので、別府の方まで少し足を伸ばします。

別府湾を望む、パーキング
別府湾を望む、パーキングで一休み

別府湾を一望する、レストハウスで休みながら予定表を見ると、今日は小倉で、私もFBメンバーになっている、九州の食EXPOの開催日です。 今から帰ってもつまらないし、調べてみると、開催地の小倉まで2時間弱、昼過ぎには到着するので、見学に行く事にしました。
ここからは、快適なドライブが続き、心配していた未開通部分も約7kmだけ、残りの工事も数百mしか残っておらず、もう直ぐ全面開通の予定だそうです。

直ぐに、北九州都市交通に入り、後はナビ任せで、西日本総合展示場に無事到着しました。

西日本総合展示場
西日本総合展示場
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九州の食EXPO会場入り口
各県のこだわりの商品
各県のこだわりの商品が陳列されています。 隣の熊本・長崎・佐賀他の写真はブレて細かいところが見えず、やむなく没です。 申し訳ありません。

宮崎より、ゴボチ、宮崎パンケーキさん始め、馴染みの会社が出展しています。

宮崎より、ゴボチ出展中 宮崎の「九州パンケーキ」頑張ってます。 宮崎の「九州パンケーキ」特別金賞受賞!

元気で活き活きした出展社の皆さんや主催者の皆さんと、直接お話出来ます。

元気のいい甘夏屋さん。 八女から出展、お茶をワインボトルに詰めた商品、アルコールに弱くても、ディナーの雰囲気を壊しません。 九州の食の実行委員、カリスマ料理研究家神谷さんと一緒です。 2015-03-20-14.50.22 2015-03-20-14.50.41

九州の食キーパーソン講演会、引き続きシンポジウムです。
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最後は交流会が開催され、美味しい料理と楽しい交流の時間を過ごしましたが、運転の為、残念ながら、九州の酒は味わうことが出来ず、一路、宮崎へ向けて、350kmの帰路につきました。

以上、九州の食EXPO、飛び入り参加でした。

 


すごいぞ!自然薯鍋


11月28日(金)

宮崎大学の「なか九州6次産業化」の講習会で一緒だった仲間がやってる、「ワクワク会」に誘われて、参加して来ました。

今回は、都城の天然自然薯専門店「久美田商店」さんと、幹事役のOさんの企画で、21名が参加した天然自然薯の鍋会でした!

会場は、橘通り2丁目角の、お菓子の日高から、恵比寿通りを西に数百m行った7-11を目印に進み、道を挟んだ反対側にある「Farmhouse Kitchen 八三壱(はちさんいち)」さんです。

この店は、宮崎産にこだわった食材を提供する、新しい提案型スタイルの洗練されたレストランとして12月10日にスタート予定ですが、今回は特別に、自然薯鍋の会場としてお借りしました。

以下、幹事役のOさんからのコメントです。

オシャレな空間、素敵な素材と美味しい料理、最高のおもてなしで、楽しい一夜を過ごさせていただきました。
僕がお店の位置を、少々~?違えて知らせていたため、着信がなりやまない一時人気者になることができましたが、無事に開催できて良かったです^_^;(笑)
それはさておき、みんなの自然薯に対するリアクションが本当に良くて、改めて自然薯のすごさを思い知りました。鍋と、しょう油で堪能!
天然の自然薯の食感、美味しさを、みんなに知ってほしいな~♪

 

伸びる伸びる!
自然薯凄い! 伸びる伸びる!
醤油をひと垂らし、生も美味い!
醤油をひと垂らし、生も美味い!

 

自然薯鍋、ワクワク会の様子は、以下のスナップからご想像下さい。

先ずはOさんの挨拶から
先ずはOさんの挨拶から、右は久美田商店の久美田さん
既に盛り上ってます。
手前のテーブルは既に盛り上ってます。
参加者21名です。
参加者21名が揃い、宮崎産の料理の数々、美味いっ!
さて、メインの自然薯鍋の紹介です。
さて、メインの自然薯鍋の紹介です。
久美田さんが、熱く自然薯のウンチクを語ります。
久美田さんが、熱く自然薯のウンチクを語ります。
凄い粘りの自然薯をかき混ぜて・・・
凄い粘りの自然薯をかき混ぜて・・・
スプーンで取り、碗の縁で切って落とします。
スプーンで取り、碗の縁で切って落とします。
先ずは野菜と自然薯の鍋
野菜と自然薯を入れて、こんな感じ。 いただきま~す。
次に宮崎豚を入れます。
次に宮崎豚を入れます。 美味そうですね!
鍋も煮えて、みんなで、いただきます!
鍋も食べごろ、自然薯を幾度もお替りして、鍋満喫です。
美味しい鍋で、楽しく話は弾みます。
美味しい鍋で、楽しく話は弾みます。
お酒・ドリンクは飲み放題。
お酒・ドリンクは飲み放題、満腹になって来ました。
店長さんもご挨拶
店長さんからもご挨拶頂きました。
最後に記念撮影です。
最後迄残った、6次産業化の同期メンバーで、記念撮影

この自然薯の味、恐るべし!
6次産業化の仲間と共に、宮崎の産物を全国に広めます!


天然薯専門店 久美田商店のホームページは、以下の写真をクリックして下さい。

久美田商店HPへ
久美田商店HPへ

巨大企業の農業参入は成功するか?


イオンの農業参入のその後ですが、試行錯誤もあり、決して成功している様には見えませんが、専門家の見方はどうでしょうか?

私も以前から愛読している、

  あなたも農業コンサルタントになれる
                                     わけではない / by 岡本信一

のブログで、
「イオン流農業参入は成功するか?」と題して、
興味深いコメントが掲載されていますので、今後の方向性を、考えてみたいと思います。

詳しくは⇒ 岡本信一さんのブログをご覧下さい。


農業センサーシステム


FB友達のIT仲間が開発した、農場のセンサーシステム。
ようやく実用化第一歩スタートです。
すべてオープンソース方式なので、自分で組み立てて、自分で設置すれば、大メーカーのシステムの数十分の一で、センサーシステムが手に入ります。
少々、勉強が必要ですが、チャレンジしてみませんか?


<センサーBoxMini2014 拡張版 事例>
次世代センシングプラットフォームの事例です。
制作費「18万円」で、7箇所の施設の統合管理
もちろん、ネットワーク機器込(wifi, 3G通信)

センサーBoxMini2014
センサーBoxMini2014

・Google Driveで一番基本の統合表示。
カスタマイズ可能なので、UIや、Webは順次公開します。

 

Google Drive表示
Google Drive表示

 

制作、テスト直後の「センサーBoxMini2014 拡張版」7台。設置時は、これに直射日光避けのカバーをセットします。

制作、テスト中
制作、テスト中

農業生産者の方には、制作情報や、ソフトは無償開示中

詳しくは⇒ http://www.futureagri.co.jp/sensor/sensor.html

*注) フューチャーアグリ㈱ 「センサーBoxMini 2014」公開ページより、画像をお借りしました。


イオンの農業参入記事より


イオン流農業の秘密

一昨日、日経ビジネスにこんな記事がFacebookに載っていました。

あのイオンが、まじめに農業を考えてる・・・
皆さん、さあどうでしょう?

安く仕入れて安く売る。農産物の販売がそれだけでは済まない事態にあることを知っている人は多いが、慣習を破る企業は多くない。イオンは一歩踏み出している。農業を手掛け、農を知ることから始めている。
business.nikkeibp.co.jp へのリンクをさせて頂いております。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140423/263370/?ST=smart

実は私がこの投稿をシェアしたのは、イオンも変わって来たのかな?真面目に商売を見直し、今迄とは違う共存共栄を模索してる兆しかな、という意味で紹介しました。

新聞等でご存知の様に、イオンの売上は店舗拡大で若干は増えていますが、今四半期の利益は1/10の大幅減になりました。 今迄の大規模店の全国展開による、全国津々浦々、同じ洋服を着せて、同じ時間に同じ物を食べさせるという、量販ビジネスモデルが急激に揺らいで来ているものと思われます。

私が首都圏でやってきた物流の世界でも、色んなメーカーが、この全国展開で挫折したり、潰れて来た経緯も見て来ました。
トップバリューという全国同一価格の商品があります。 確かにこの商品を取り扱うと、全国の店舗すべてに商品を置いて貰えるので、販売量は確保できます。 しかし、配送費用を含めた商品価格は、全国一律なのです、北海道でも沖縄でも。
ある豆腐メーカー、納豆メーカーは悲惨でした。 この為に工場を新設して販売開始し、確かに売上は数十倍になりましたが、利益は大幅な赤字、諦めて撤退し、工場を畳み、潰れる寸前迄行ったケースもありました。
さて、そのメーカーですが、当初の計算では儲かる筈でしたが、特売等での生産量・配送量の大幅な変動でのコストアップ、全国各店舗からのクレームや、一個でも商品切れの場合には緊急に航空便使用、しかも担当者が納品やクレーム処理の為に、現地まで飛んで行かなければなりませんでした。
このような、メーカーや、地域の商店との共存を一切考慮しない事業形態が長年ずっと続いて来たのです。

最近、イオンが農業分野に進出したという記事を読み、今回も同様なやり方で、圧倒的な力で、農業制圧をするのかと思っていた時に、日経ビジネスに、この記事が出ました。

このイオンアグリの社長の話では、土地は農家の所有のままで、地元の労働力を活用し、その他に、契約農家からの仕入れも行い、今迄一度も考慮した事も無かった、農家の原価計算をして、適正な利益を得られる、持続可能な農業との共存を狙うとの事が書いてあります。
こういう安定した形態の方が都合が良い農家はこれを活用し、高品質化、差別化を狙う農家は、高級路線を取る自由も出てきそうですし、その併用でも可能にすれば、住み分け出来そうにも思えます。しかもイオンの強みは、販売網を全国各地に持っている事です。つまり生産したり仕入れた産物はすべて売り先が確保されているのです。
これなら、突然の販売中止の恐れも少ないし、企業の潰れるリスクも少なそうです。

そうです、販売サイドからの、6次産業化の試みなのです。

現在の全国画一的な展開を変更して、地域の強みを活かし、地元との共存を図った継続的商売を狙うとしたら、地域も企業にも、大きな強みになって来るかもしれません。
勿論、実際には経営者や、株主の意向が働き、そのままには行かないとしても、こういう動きは、今迄とは真逆であり、今迄のビジネスモデルとの決別かもしれません。
又、都市部や地方の中心都市でも、シニア向けのイオンの小規模店舗の動きも加速している様です。 地域密着化して、地元と共存出来る様なビジネスであれば、今後、注視していく事も必要かもしれませんね。
(長くなりました。あ~ぁ疲れた!)


6次産業化ビジネスプラン発表会


2014年2月1日

なか九州新事業創出人材育成講座のビジネスプラン発表会が、宮崎市のホテルメリージュにて開催されました。
昨年9月のキックオフから始まり、約4ヶ月に渡り週2回の宮崎大学での夜間講座を経て、最後の1週間は地獄のプレゼン作成。
みんな半徹夜で良く頑張り、22名の修了生が誕生しました。

これから、修了した同期生と共に、6次産業化のサポートを開始する予定です。 — 場所: ホテルメリージュ

なか九州6次産業化発表会
なか九州新事業創出人材育成講座のビジネスプラン発表会
チーム別発表
チーム別発表
チーム別発表2
チーム別発表2
修了書受領
修了書受領
修了書 沖縄の書道家の手書き
修了書 沖縄の書道家の手書き
M-Smileチーム優勝おめでとう!
M-Smileチーム優勝おめでとう!
優勝チーム M-Smile
優勝チーム M-Smile
参加者及び一期生との懇親会
参加者及び一期生との懇親会
2次会その1
2次会その1
2次会その2
2次会その2
2次会その3
2次会その3