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原産原種「日向夏」初物です!


2015年4月11日(土)

宮崎大学の、6次産業化人材育成講座で同期の、太田原さんから、日向夏の初収穫との連絡がありました。
彼の作っているのは、原産原種の日向夏で、ここ太田原果樹園では、極めて希少な日向夏に絞った生産をメインに、4月からは、6次産業化講座で学んだ、ネット販売もスタートしました。
この原種へのこだわり、太田原果樹園のホームページから、彼の言葉で説明してもらうと、原種日向夏復活に懸ける、意気込みがよく分かります。 以下、HPからの引用です。

祖父が植えた原種を守りたい

「在来系 日向夏」の昭和45年生の苗木を、その2年後に祖父が植えてから平成27年現在、とうとう樹齢45年になりました。 偶然にも、「日向夏」というブランド名が生まれた年でもあります。

「在来系」とは、起源となる種のことで、私は分かりやすく、「原種」と呼んでいます。
これこそが本当の日向夏の味だと私は強く思っているのですが、原種の栽培を継続している生産者が減少していて、今ではとても希少なものになってきています・・・・
この話を2年前の10月、6次産業化講座の親睦会で聞いて、同期生も皆で世に出るように応援したいと、熱く語り合ったものです。
そして昨年の原種栽培開始、そして今年の収穫と、ネット販売のスタートとなりました。

という事で、早速、収穫した日向夏を受け取りに、宮崎市清武町にある、太田原果樹園に行って来ました。 宮崎市街地からのバイパスを通り、清武町の手前を右折し数百m行くと、豊かな田園地帯の中、南向きの斜面に日向夏が実る、果樹園が見えます。 太田原果樹園に到着です。

太田原果樹園
太田原果樹園ホームページへLINK

久し振りに会った、太田原さんとしばらく立ち話をした後、手に入れた原種日向夏を急いで持ち帰り、早速、家で食べてみました。
我々の買うのはジモティ用で、少々小玉なのですが、ナイフで剥いている時から、独特の爽やかな香りが漂ってきます。
白い甘皮が、まだ薄いのですが、不器用に切り分けて、出来上がり!
一年振りの原種は実に美味そうで、やってるうちに生唾が出てきます。

原産原種日向夏の初物
原産原種日向夏の初物です。

この後、しみじみ味わって頂きました!
鮮烈な酸味と、甘さで渾然一体の味、実に美味いです!

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ズームアップです。

近くで見ると実に瑞々しく、こんな感じです。  美味そうでしょう!?

 

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原産原種日向夏の説明書

まだ気温も低く、天候も安定していませんが、これから日照時間が増え、暖かくなると、次の収穫時には、ひと回り大きな日向夏になっているでしょう。
原種日向夏、4月いっぱい頃までが収穫時期で、収穫と同時に、来年の花が咲くそうです。 と、言うことは一年中、栽培しなきゃならない様です。 手が掛かるけど、大事に育てて、昔ながらの味を伝えて行ってほしいものです。

今年の収穫が一段落したら、テスト試作中の、「日向夏マーマレード」の製品化に取り掛かるそうです。 休む暇なく、次は6次産業化への挑戦開始です。

ガンバレー!

P.S.只今、太田原さん始め、同期生のみんなも追加育成プログラム講習を受講し、「食PRO」レベル3認定申請待ち、秋には認定を頂けそうです。