丸野君のお墓参り


2015年12月1日(火)

中学時代の同級生の丸野泰徳君が亡くなってもう10年になる。
偶々、展示会で丸野君の奥様にお会いしてお話していたら、12月1日が10年目の命日になると言う事で、同級生を誘って、小林市のお宅へお墓参りに行く事にした。

当日10時に、カネヤンの家に、I川さん、M浦さんと小生が集合し、車に乗り合わせて小林に向けて出発した。
道中はみんなの近況報告や楽しい話で、既に同窓会気分のドライブになった。 途中、のじりこぴあ に寄って休憩タイム、早速、女性陣は農産物を見た途端、「安い、安い!」と言いながら、買い物カゴに野菜を入れ始める。 荷物になるので、帰り道に商品を受け取ることにして、品物を預かってくれると事になった。 しかも、帰りに寄るなら、併設のバラ園でバラの摘み取りも出来るそうで、合わせて帰りの楽しみが増えた。

のじりこぴあ
のじりこぴあ、ドーム型の売店が特徴
ひなもり銘木
ひなもり銘木

目的地の小林市には、約1時間程のドライブで到着、以前に行った道を思い出しながら到着、ひなもり銘木さんの門を潜り、奥のご自宅まで車を進める。
呼び鈴を押すと、若い女性が出てこられ、お互いに挨拶をすると、息子さんの奥さんだった。  丸野くんの奥様も出て来られ、久し振りのご挨拶を交わし、息子さん夫婦をご紹介頂いたが、長らく銘木の仕事を修行されていた息子さんが、、この5月に名古屋の修行先から帰って来られた時、この奥さんを連れて帰って来られたそうで、跡継ぎ夫婦の誕生も加わり、二重の喜びだったそうだ。

素晴らしい銘木を使った、展示場兼ゲストハウスに案内され、お茶を頂きながら、旧交を温めた後、先ずは丸野君に、各人、順番にお線香を上げでお参りです。

丸野君の仏前に交代でお参り
丸野君の仏前に交代でお参りしました。

新しくお墓が出来たとの事で、小林市のお墓にご案内頂きました。
大きく広いお墓で、墓石や飾り石も珍しい石材で出来ています。

丸野家のお墓に参拝します。
丸野家のお墓に参拝します。
皆で交代にお参りします。
皆で交代にお参りします。

 

石造りの大きなお墓です。
石造りの大きなお墓です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


先ほどのゲストハウスに戻り、丸野君の大好きだった、カレーをご馳走になる事になりました。 このカレーは野菜嫌いだった丸野君の為に、野菜類を食べて貰う為に、奥様が考えたカレーで、とろとろになるまで煮込んだ、このカレーだけは好物になったそうです。

しかし、カレーだけだと思っていた我々の予想に反し、サラダ、前菜、スープと次々に出てくるお料理は、フルコースです。

椿が綺麗です。
椿をあしらったお盆に載せたお茶を頂きました。
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根菜のスープ
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煮豆、サラダ、牛筋の煮物、薄味で美味しい。
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奥様特製の丸野君のカレー
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素敵な硝子容器とお皿に載ったデザート、これも素晴らしい。
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自家製の珈琲、器も趣があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


てっきり、カレーだけだと思っていた我々ですが、フルコースを頂き、おすっかり腹一杯になりました。
食事中の奥様のお話では、丸野君の亡き後、銘木店の家業を継いで、ゼロから仕事を覚えた事、商品を20トントレーラーと10トントラックに積んで、木場の材木市場に持ち込み、セリにかけて販売した話や、材木運搬用の重機の免許を取った苦労話などお聞きし、ようやく息子さんが跡継ぎとして帰って来た喜びを語る姿には、外見の優しさからは想像できない逞しさには、皆、感服の念を抱きました。
我々もこれから、お手伝い出来るところは、応援して行きたいものです。

すっかり長居をしてしまいましたが、息子さん夫婦にもご挨拶して、お暇して来ました。 これから、息子さん夫婦に家業を引き継ぐという、大仕事が残っていますが、家族みんなで楽しくお仕事が出来ます様に、願って小林を後にしました。

帰路では、のじりこぴあで、自分の好きなだけ、バラ摘みをして、お土産にして帰ったのは、言うまでもありません。

 

 

 

 


九州ひと回り (4.北九州~津屋崎~博多)


2015/11/13(金)

おはようございます。

雨に煙る関門海峡
雨に煙る関門海峡

目覚めて窓の外を見ると、今朝の関門海峡は煙っています。
今日は夜まで特に予定もなく博多までの移動日です。
北九州まで来たので、シュガーロード(旧長崎街道)の基点に行って、江戸時代に長崎に伝わった、砂糖を運ぶ「砂糖の道」沿いに発展したお菓子の歴史に思いを馳せてみたいと思います。

ゆっくり朝食を食べながら、博多までのスケジュールを立てます。
先ずは、旧長崎街道基点の小倉の常盤橋~八幡区の入江製菓~津屋崎(昼食)~宮地嶽神社~姪浜の仕事友達の店~博多最安の駐車場に駐車~夜は中学時代の友人と食事、今日の予定は仕事少々で、後は友達と会ったり前から行きたかった場所の散策です。

朝、10時にチェックアウトして出発、小倉に向います。
小倉へは約10km、常盤橋を探しながら約30分で到着、
車を石畳の旧長崎街道に停めて、雨の中を散策します。
(画像はクリックすると拡大します)

小倉の常盤橋、旧長崎街道の基点
小倉の常盤橋、旧長崎街道の基点です。
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長崎街道(シュガーロード)ルートマップ

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旧長崎街道基点           常盤橋

旧長崎街道(シュガーロード)基点を出発して、八幡区の入江製菓を目指します。
入江製菓は、今でもポルトガル伝来の金平糖を作り続けているメーカーです。
ここは工場なのですが、無理を言って在庫から、金平糖とニッケ飴、チャイナマーブルを2個ずつ分けて箱に入れて頂きました。
これから行く博多の友達への手土産にするつもりです。

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ここから、玄界灘の海岸線に出て、一路、津屋崎を目指します。
津屋崎まで40km弱、1時間20分程の行程です。
雨交じりの海岸線を、福津市方面へ快適な道路を走ると、宗像市を過ぎ、津屋崎の旧い町並みに入る。  目的地は、津屋崎で最初に古民家を再生して、食事と民芸の店「ギャラリー蔵」を営業されている店だ。 今日のお昼は、ここの名物の 魚介ラーメンと鯛茶漬けだ。 以前から美味しそうなので、近くに行ったら食べに行きたいと思っていた。
すぐに建物は見つかり、早速、古民家の座敷に入ると、先客が2組食事中だ、空いているテーブルに座り、メニューの中央にある、名物メニューを注文する。 待つことしばし、じゃじゃ~ん、鯛茶漬けと魚介ラーメン登場です。

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ギャラリー蔵 津屋崎さんの名物、魚介ラーメンと鯛茶漬け

魚介ラーメンは、濃厚なとんこつ系だが、かつお節などの魚介系の風味が効いており、麺はストレートの細麺で、チャーシューと青さ海苔が乗っかっており、塩気は薄めでとても素晴らしい味で、小生の好みだ。 合間に鯛茶漬けのさっぱりした味と香りで、舌を休めながら食べると、丁度良い組み合わせで、味に飽きる事がない。
夢中で食べているうちに、10分ほどで完食してしまった。

食べ終わって、店も空いて来たので、ご主人がいらっしゃるか聞いて見ると、生憎、今日は会合で出掛けられているそうだ。
ちょっとお会いしてご挨拶して、古民家も見学したかったが、次の機会にゆっくり再訪する事にして、先ほど小池製菓で求めた、金平糖他三点セットをお渡し頂く様、お願いして店を後にした。


津屋崎の近くに、古くからの由緒ある宮地嶽神社があり、福岡の友達から一見の価値があると言われていたので、今回、立ち寄る予定にしていた。 平日なので参拝客も少なく、神社直近の駐車場に車を停めて、境内に入ってみると、巨大な注連縄が目に飛び込んで来た。 これです。

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宮地嶽神社の大注連縄

近ずくと、落っこちて来ないか、身の危険を感じるほど巨大だ。
この注連縄は、神社の専用の田んぼで刈った藁を原料に、毎年11月から1ヶ月かけて、延べ1500人の氏子が縄をなって、12月中旬、長さ11メートル、直径2.6メートル、重さ3トンの大注連縄に仕立て上げ、かけ替えるそうだ。 これをおおしめ祭と言い、この神社の重要な行事のひとつらしい。

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出雲神社と比べても、どちらが大きいかと言う位、巨大です。

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境内は菊の花が綺麗に飾ってありました。
境内は七五三のお参りのシーズンだが、小雨で参拝客はちらほら。

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おみくじを引いてみると、運勢は程ほど。
これから先の運勢は、この程度で充分かな。
これで、今日の津屋崎近辺の予定は終了。

後は、姪浜の仕事仲間の友達に会いに行きます。
ここからは海岸沿いの道を通り、福岡市に行き、都市交通で姪浜へ向えば、30km弱の道のりです。

国道と都市交通を乗り継いで、約1時間で姪浜に到着です。

姪浜に到着です。
姪浜に到着です。

姪浜には、ネットショップの販売用商品や、趣味で集めている絵、リトグラフの額装等をお願いしているFB友達のMさんがいて、ここ1年半程ご無沙汰しているので、久し振りに挨拶に来ました。 こちらにはリトグラフの額装前のシートを5~6点と、展示して販売をお願いしている作品を預けています。
久し振りのMさんとお会いして、最近の美術品動向や、共通の趣味のバイク談義に夢中になって、語り合うこと2時間、これからは福岡に頻繁にお邪魔出来るので、再度、お仕事の継続をお願いして来ました。


さて次は、これから3日間滞在するので、博多で一番安い駐車場に車を置きに行きます。 場所は天神北の内緒の場所です。
何と、24時間入れっ放しで、1000円です。
(場所を知りたい方は、直接メッセージ下さい)

目的地に、下道で30分弱で到着しました。
ここです! 運よく空いていました。
この写真の料金と、周りの様子は、現在は違っています。

博多最安のパーキング        博多の繁華街では最安のパーキングです。


今日の宿泊先に荷物を置きに行って、しばらく休んだら、中学時代の友人と待ち合わせです。 いつもの天神のパルコ前で待ち合わせです。 ジャスト18:30、友達のO君がやって来ました。
久し振りに会うと懐かしさで一杯です。 今日は西中洲のふぐの店に連れてってくれるそうです。 ふぐを食べるのは、久し振りです。

歩いて約10数分、「ふぐ大将 いし松」に着きました。
何だか美味しそうな店です。

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ふぐ大将 いし松

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今年は初めての てっさです。 薬味を包んで食べると実に美味い!

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2015-11-13-19.37.50博多で食べる、てっちり、美味しくて温まります。
それに、久し振りの親友との話は尽きる事がありません。
ふぐ料理を食べながら、かつ盃を傾けながらの
至福の時間を過ごす事が出来、満足、満足。
最後は雑炊にしてすっかり満腹になりました。
ふぐ大将 いし松、大満足でした。


少々、話し足りず飲み足りないので、2次会は中洲川端のブリティッシュパブ、に行きウイスキーのオンザロックでもう一度乾杯です。

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しかし、このオンザロックのお陰で、翌日は大変な目に・・・

何が有ったかは、明日の朝のお楽しみ!

つづく


九州ひと回り (3.田川~門司港レトロ)


2015/11/12(木) つづき
今日は専門分野の話もあるので、イントロがチョット長くなります。  お時間の有る方はお付合いよろしくお願いします。

宇佐市を後にして、次の予定の筑豊地方、田川市にあるラピュタファームへ向いました。
私の故郷の宮崎でも、第1次産業の農林水産業が産業の中心ですが、今後の対外競争力強化と付加価値増大による生き残り策として、若い仲間達を中心に、生産(1次)×加工・製造(2次)×販売(3次)=6次産業化を目指しています。
私もその実現の為、色んな相談やお手伝いをしていますが、今迄、全く競争意識がなかった生産者の皆さんにとっては、熾烈な生き馬の眼を抜く、2次・3次産業への参入は極めて高いハードルが待ち構えていると言えます。

知り合いや仲間達との話の中でも、農場や果樹園に併設して、直売ショップを作るとか、農園レストランを開いて、自分で作った採れたての野菜や果物を使った、美味しい料理を提供したら評判間違いなしと、希望に眼を輝かせている方もいらっしゃいます。

しかし、現実には、製造・販売業、レストラン等の起業独立を目指して開業された方々、しかもその道で実務を経験された方でさえ、起業5年後の生存率は15%、そして10年後は6%に過ぎず、20年後は僅か0.3%しか残らないという、厳しい現実があります。
現状を知らずして、生産者の方がそのまま起業されたら、その成功率は更に低いものになり兼ねません。 いくら補助金があるとは言え、数年間は持ちこたえられても、継続的な利益は確保できず、廃業するしかなくなってしまいます。

実際に九州各地で話を聞いても、農産物の直売所に比べると、格段に加工度が高く、衛生管理やサービス提供が伴う、農園レストランの成功例は数少なく、殆どが採算レベルを大幅に下回り、規模やサービスの縮小、或いは家族経営で出来る範囲の業態に変更されたり、経営不振の為、廃業されたりするケースが見られる様です。

データによると、農園レストランは、2011年度全国で1350事業体あり、都市部の小規模レストランレベルの年間売上5000万円以上(月416万円以上)は、僅か、6.6%の89事業体しかなく、それ以外の1261事業体の殆どが個人営業レストラン規模だと思われます。

ちなみに農園レストラン全事業体の平均売上高を算出すると、年間売上は1473万円(月123万円)という規模になります。
この売上を前提に、通常のレストランの様に、従業員を雇って部門別に配置して組織的なオペレーションを行うとしたら、原価・人件費・経費・償却費等を差し引くと、収益を確保するのは極めて困難だと思われます。 小規模経営ゆえに、必然的に家族的経営にならざるを得ない状況が推測されます。
更にこの内、全事業体の約50%を占める小規模の個人事業体、年間売上500万円以下(月売上41万円以下)の場合は、費用を捻出するのが精一杯で、経営者個人や家族の人件費も出ないケースが大半だと推測されます。 (  参照資料: 農林水産省「6次産業化総合調査」)

そこで、九州内で数少ない、お客様が行列をなして、大繁盛だと評判のラピュタファームを訪問し、その繁盛の秘密と、レストラン運営の実際を目の当たりにし、これから農園レストランを志す、九州の若者達のお手本としたい、というのが今回の目的です。 (前置きが長くなり申し訳ありません)


さて、宇佐市を出発、ナビをラピュタファームにセットし出発です。
国道10号線を北上ししばらくは単調なドライブが続きます。 英彦山が見える辺りから、左折して田んぼ道、山道を走って約1時間45分、そろそろ方向感もなくなり、現在地も定かではなくなった頃、山中のカーブを曲がったら、目の前に案内板が現れました。

ラピュタファーム、到着です!

 

ラピュタファーム案内
ラピュタファームへ行こう!(和水町HPより)

 


以下、ラピュタファームのHPより。

果樹園の中のレストラン

田川の風土が育んだ食材と手作りのやさしさを味わってください。

vision07ラピュタのランチバイキングでは新鮮な地元野菜や、厳選した体にやさしい調味料などにこだわり、真心込めてテーブルにお料理をお出ししています。

ラピュタのレストランでは、約60品の手づくり料理に、約40種類以上の野菜や果物を用い、そのほとんどを園内産か地元産の元気な素材でまかなっています。
また調味料についてもミネラルを含んだ「喜界島のザラメ」や、下関市立病院アレルギー外来推奨の「無添加の菜種油」、畠中育雛場の「元気卵」など体に優しい調味料を使用しています。
さらにラピュタ自家製パンやピザ、ケーキ、焼き菓子など小麦は全て国内産を使用しています。

お客様にほんのひととき、心に、体に優しい時間を過ごして頂く事。 それがラピュタの願いです。

まず、ラピュタファームのレストランの様子をご覧下さい。

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ラピュタファーム、レストラン

ラピュタファームの手作りのバイキングレストランです。

バイキングレストラン
バイキングレストラン
自家製ジュース、ドリンク
自家製ジュース、ドリンク

自家製パン、ケーキ

自家製パン、ケーキ

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自家製料理の数々1
バイキングメニュー
バイキングメニュー
好きな料理を好きなだけ
好きな料理を好きなだけ

(クリックすると拡大します)
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色んな手作りの料理で大満足、沢山お替りをして、お腹一杯です。
尚、すべての料理はレシピー公開で、自由に自宅で再現できます。

さて、レストランの外で、ちょっとひと休みです。
ファームの中には色んな建物が散在しています。
まずは、ショップ部門を見学です。

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少し離れたところにあるのは加工場、ここで加工作業をやったり、ショップで販売している商品を製造しています。

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加工場の中には、加工機、シンクや調理台など、様々な調理・製造設備が設置されています。

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今回、田川にあるネットビジネス仲間の、YさんとMさんにラピュタファームにお連れ頂き、お知 り合いのラピュタファーム代表取締役の杉本 利雄さんに、お話を伺うチャンスを作って頂きました 。

沢山の女性中心のお客様達が、行列をなして山奥のラピュタファームに押し寄せ大繁盛が続いています。 ここで食事するには、必ず予約してから行かないと、大行列のあげく時間切れで食事できない可能性もありますので要注意です。


しかしこの大繁盛のレストランも、杉本社長のお話を聞くと、レストランを始められてから、ずっと順風満帆で大繁盛だった訳 ではなかったそうです。
15年以上前の営業開始の際には、果樹園レストランが珍しく、お客様も多く順調にスタートしました 。
しかし数年経つと、当初の人気も翳り始め、何よりレストランの組織運営やオペレーションの質が低 下し、客足の低下と収益の悪化により、やむを得ず休業せざるを得ない状態となったそうです。

この大ピンチの時にレストラン業務に、初めて真剣に取り組んだのが杉本社長でした。
それまで任せっきりだった、レストラン経営の全てを見直し、業務上の課題をすべて抽出して、レストランのポリシー立案から、業務の指揮命令系統、組織体制を再構築され、本当にお客様が喜ぶレストラン造りを実行 されました。
又、独自のマーケティングで、材料はすべて、この果樹園で採れたものか、地元産の農産物だけ(肉・魚無し)にし、メインターゲットを、健康志向のミドルエイジの女性に絞り、斬新なメニュー立案と調理技術を持つ女性を調理の責任者に抜擢し、調理部門の運営を任せ、責任体制を構築。 もちろん、自分自身もオーナーとして現場に立ち、直にお客様に接する体制を確立 されました。

こうして再開したバイキングレストランは、徐々に客足を取り戻し、女性中心のお客様の口コミや雑誌のPR効果もあり、一年後には行列が出来るほどの状態になりました。
最初の頃は、特に男性からは少しでも良いから、肉や魚のメニューも欲しいと言う要望もありましたが 、今ではすっかり認知され、誰も不満や注文を付ける人はいないそうです。
現在では、毎月メニューの70%を新しく入れ替える、月替わりメニューを楽しみに、常連のお客様が継続的 に来店される、九州を代表する果樹園レストランの大繁盛店になりました。

杉本社長のお話を総合すると、果樹園に付属しているレストランというレベルを超えた、都市部の大繁盛店と同等、あるいはそれ以上の、独立したレストランのオーナーとしての立ち位置で、強力な顧客志向のマーケティングの採用と、お客様の目の前で製造と販売とサービスを行うという、高度なレストランのオペレーショ ンを実現された事が、成功の大きな要因に間違いありません。

しかし、杉本社長の目標はこれに留まりません、ようやく軌道に乗ったとは言え、まだまだ抱える課題は残っており、今後は現状の品質を保ちながら、業務が集中している従業員の負担の軽減や交代要員の育成を目指し、高くなり過ぎている材料原価の適正化や、お客様の待ち時間減らす為の食事時間の2回転化、冬季や閑散期の楽しいイベント企画などお客様のサービスレベルの向上と、収益の安定化を次の目標とされているとの事、今までの経営改革に飽き足らず、更に加速されるなど、素晴らしい経営哲学をお持ちの様です。

raaputa6杉本オーナーのスタート時のご苦労話と、様々なアイデアと試行錯誤で課題を解決して、現在の姿になった経緯をお伺いしてきました。

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杉本オーナー、Yさん、Mさんには、お忙しい中、お時間をお取り頂き、ありがとうございました。
やはり、お話をお聞きすると、最初から順調に業績を伸ばして来られたのではなく、自前の果樹園の素晴らしい産物を美味しく調理して提供するというだけに留まらず、繁盛レストランと同等以上の、マーケティング技術の活用、それに加えて、レストランを運営する為の、加工調理技術や、組織構築など、今までの生産者の枠を越える、アイデアの数々と努力を重ねられた結果が、この大繁盛をもたらしたと、納得できました。


美味しい食事と、素晴らしいお話を聞いた、余韻も冷めないうちに田川を後に、今夜の宿、門司港レトロ地区に出発します。
Yさん、Mさん、又お会いしましょう。

青春の門で有名な、香春岳の一の岳
田川市内から見える、青春の門で有名な、香春岳の一の岳は、掘削でこんなに平らになってしまいました。

田川を出て、一路北九州門司港へ、約50km、1時間の行程です。
ところが、門司港の出口を降り間違え、道路標識は「この先山口県」!
下関ICで一般道路に下りましたが、中々元の道には戻れません。
結局、50年前に通った事のある関門トンネルを潜って、門司側にたどり着きました。 ここらは高速道路や都市交通、一般道が入り混じっており、ようやくナビの指示に従い、ホテルに到着しました。

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門司港レトロ地区にようやく到着

ホテルにチェックインして、夕食は門司港レトロ地区へ、シャトルバスで3分で到着です。 港の灯りがロマンチックですが、生憎ひとり旅です。

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門司港レトロ、港町の灯りが良い感じです。
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埠頭のお店は最近出来た食堂ビル、雰囲気はいまひとつ。
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埠頭には、バナナマン?と、茄子マン?
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向こう側にある海賊船は、焼きカレーがオススメ。

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結局、夕食は回転寿司の店、ネタはまあまあだが立地的に高め、
ちょっとつまんで、やはり最後は居酒屋に寄ってしまいます。
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すこし外れた場所にあるスナックでもよかったかな?

 


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懐かしい門司港駅、ここから関門連絡船に連結していました。
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門司港ターミナル
ここは、昔と換わらない雰囲気です。

ロマンチックな門司港レトロ、独りではあんまり盛り上りません。
ホテルの隣のコンビニで、ビールとつまみを買って帰り、
風呂に入った後に、ゆっくり一杯やる事にしました。
それでは、ようやく2日目終了です。
ゆっくりして眠ることにします。
おやすみなさい。

まだまだ、次回につづきます。