2015/11/17(火)
あ~ぁ、長崎は今日も雨だった!
朝起きて、外を見ると、歌の通りホントに雨だった。
市電のある街は雨の日でも、なんだか風情があって良いですね。
さて起きて、朝食を食べてきます。
朝食は珍しくバイキングではなく、洋定食か和定食のチョイス、既に前日に美味しそうな和定食を予約してあるので、入口で朝食券を渡しテーブルに座っていると、すぐにお膳が運ばれてきました。
いつもは洋食なんですが、この写真を見て迷わず和食に決定、たまには典型的な和食もいいものです。 しかもこれにドリンクバー付き、美味しく完食し、朝から気分は上々。
今日は雨なので、坂を上り下りする定番の観光地、グラバー園や大浦天主堂等は避けて、街中を散策しようと思います。
部屋に戻り、出発準備をして、9時頃にはチェックアウトしました。
車を駐車場から出して、最初に目指したのは・・・
眼鏡橋で有名な、中島川の石橋群です。
昨夜、最後に散策した西浜町停留所前の中島川を遡ったところにある石橋、眼鏡橋を目指します。 近くの駐車場に車を停めて観光開始。 まずは、やっぱり眼鏡橋です。
丁度、ガイドさんが説明をしていたので、観光客の横で聞いていると、眼鏡橋にも写真撮影するポイントがあり、それがここからの写真です。
確かに、橋のアーチが水面に反射して、眼鏡みたいに見えますね。
眼鏡橋と石橋群の散策が済んだら、近くにある古美術屋巡りをしようと思っていたけど、どの店もまだ閉まったままです。
長崎の古美術の店はゆっくり開店の様です。
雨が強くなって来て、さて次は何処に行くか思案のしどころです。
平和公園や稲佐山などの名所も、雨の中だとちょっと面倒なので、この後は、天草に渡る事にして、長崎を後にします。
長崎から天草に渡るには、長崎市から東に進み、島原半島をぐるっと半周し小浜を経由して口之津港まで行き、島鉄フェリーで天草下島の天草市に行くのが一番良さそうです。
口之津港にナビをセットすると、約70km、2時間15分位掛かります。
フェリーで下島に渡って、天草市で少し遅めの昼食を食べる事にし、出発しました。
長崎市街を後にして、再び蛍茶屋から旧長崎街道を東進し、海が見えてきたら、二股の道を右の方、R251に入り島原半島方面へ向う。
この後は、海を右手に見て、ずっと海岸線を通る単調な道だ。
1時間ほどで小浜を通過、ここは修学旅行の時と学生時代に来た所で、昔から有名な小浜温泉があるが、今日は素通り。
内陸部に入り、アップダウンのある曲がりの多い道を30分程走り、急な坂を下り海岸線へ出ると、口之津港のフェリー乗り場が見えて来た。
予定よりかなり早く12時前に到着したが、次の出発迄40分待ちだ。
12:30前に天草からフェリーが到着、降りる車が出終わったら、今度は先着順に切符を渡して順番に乗船する。
思ったより小さいフェリーに車が20台位乗り込み、車のタイヤを固定し終わると、乗客は上の階の乗客フロアに上がる。 天気が良いと、天草列島を眺めながら、約30分程の航海を楽しめるのだが、今日は雨で煙っており景色はイマイチ。
天草市の鬼池港に到着し、フェリーを降りると、既に13:00を過ぎており、急いで市の中心部、本渡の寿司屋に向けて出発、天草地獲れ寿司三昧の昼飯を食べるのが目的だ。
約30分程でY寿司さんに到着、満員の様子だが誰も入口に出てこない、仕方がないので店の人を呼ぶと、予約のお客様だけの営業で、今日は既に満員との返事。 入り口の張り紙を見ると、確かに「予約のみ」との表示、前に調べた時は、混んでいても、待てば食べられる筈だったが・・・残念。
仕方なく近くの魚料理の店を数軒探すが、どこもお休みだ。 どこでも良いから開いてる店を探し、ようやくホテルの1Fにレストランを発見。
すぐに入って、メニューの刺身定食を注文し、待つことしばし。
じゃじゃ~ん、刺身定食到着しました。
いか、うに、鯛、かんぱち、青身の地魚等の刺身、食べると歯応えがある新鮮な刺身で美味い、ゆっくり味わって頂きました。
でも心残りは、Y寿司さんの、白身や青魚中心の握りの数々、貝類、車海老など天草の地魚三昧、食べたかったなぁ。 ホントに逃した魚は・・・
次は予約して来なきゃ。
ひと休みして、次の目的地、天草の南端の牛深町を目指す。 道路は島の中央部を通るR266、快適な道を良いペースで走る。
天気が良ければ、隠れキリシタンの教会や、いるかウォッチングとか、農産物、海産物(特に車海老)の産地にも行ってみたかったのだが、これらも次の機会にする事にしよう。
牛深までのドライブは50km弱の道のり、約50分で到着です。
この牛深町は、従姉の実家のあった場所だが、昔は不便で一度も訪れた事がなく、この機会に町をゆっくり散策してみようと思い、空き部屋がないか、民宿に立ち寄ってみた。
民宿に着き、出て来た女将さんに空室はないか聞いてみると、生憎、大きな宴会が入っており、食事なしの素泊まりなら大丈夫との返事。
昼間の寿司のリベンジを考えていたので、これでは泊まる意味がない、天草の海の幸が食えないなんて!
ここでも、今回は縁がなかったと諦めてフェリー乗り場へ行く。
フェリー乗り場で聞くと、すぐにフェリーに乗れるそうだ、天気も悪くなりそうなので、対岸の鹿児島県、長島の蔵之元に渡った方が安心だ。
切符を買って、三和フェリーに乗船だ。
長島で食事しようと思ったのだが、ここは青少年のキャンプやアウトドア基地で、観光用のレストランや食堂はないらしい。
天気予報ではこの後夕方から、大雨洪水警報が出る予想なので、一気に宮崎まで帰る事にし、ナビをセットして16:30過ぎに出発です。
宮崎までは190km弱、3時間強のドライブ、かなり距離が残ってます。
長島の蔵之元を出発し、しばらく海辺を進むと、右手から太陽が顔を出しました。 ちょうど道の駅長島があったので寄ってみます。
ここでしばらく休み、帰ってから食べるモノと飲物を買い込みます。
キレイな夕陽がみられて、ラッキーですが、この後のドライブは荒れ模様になりそう。 果たして3時間で着くか心配です。
ここから、阿久根市、出水市、伊佐市の山中を通り、湧水ICから高速道路を通る夜間ドライブです。
予想通り、出水市に入った頃から、雨脚と風が強くなり、周りは真っ暗な中、ひたすらナビを見て進みます。 途中の道はどこを通ったか分からない位、右に曲がったり左折したりの山道を、周りの車もかなりのスピードでひたすらに走っています。
途中で休むところも、お茶を飲むところもないまま、前も見えにくい豪雨の中、ノンストップで湧水ICに19:30頃到着、後は高速に乗り、空いた道を一路宮崎市迄ゆったりとドライブ、21時前には無事帰着しました。
九州ひと回り、最初は北九州ひと回りのはずでしたが、2015/11/11~11/17の6泊7日、全行程1,400km、最近、評判がイマイチのVW社製 Golf Variantの燃費は、17km/L。 ガソリン車としては優秀です!
今回、ゆっくり各地を回ったつもりでしたが、各地の良さを味あうには、やはり一ヶ所に数日間滞在しないと、まだまだ時間が足りない事が分かりました。 次回以降は、じっくり滞在型の旅に変える事にします。
延々と長いブログに、最後までお付合い頂き、ありがとうございました。
九州ひと回り 完