Y2K 陣馬山やまあるき

3/19(日) 花粉症に悩まされつつ


みなさん、こんばんわ。
先日のY2K春の陣馬山山歩きはよかたね〜〜〜〜。

雨を覚悟しての山行きだったが、最後の最後まで雨模様にはならず最高の一日だった。
暑くもなく寒くもなく、日差しも手ごろ。日焼けも少なく、柔肌カッツンと澄子さん
が僅かに被害にあったくらい。
風に季節があり、春霞にぼんやりの富士山や丹沢山系、奥多摩の山並みがなんともいえず、またいいい。

幸先のいい出発だった。
藤野駅8時集合の予定。中央線組はヤスの車ドマーニにカッツンと澄子さん。カネヤンのキャラバン車にはゴリケン、慎、泰子さんに文子さん。この2台朝の混雑にも関わらず、ピッタシ時間通りに駅そばで合流できた。
心が一つになった証? ま、ちょっとした偶然だろうがあまりにもスムーズな出だしに気分いい。

陣馬温泉の一つの宿に車を留める。
登山口はすぐそば。民家の庭先をかすめるように登り始める。ビーグル犬にあいさつ。
梅が満開。土手に咲く幾株かのスイセンになんどなく足が止まる。黄色の西洋スイセンにつづいて和スイセンに春の兆しを感じる。草むらの、そのさらに隅っこに咲く小さな青い花、イヌフグリにも春が訪れていた。
泰子さんの花の知識に散策の楽しみが増す。

段々畑をつなぐ農道は急坂だった。景色の変化と久しぶりの歩きに気持ちがよい。
足下と遠くの景色が登るテンポごとに変わっていく。
が、見回すとネギと茶畑だけの風景。急坂の所々にポツンと一軒、しばらくするとまた一軒。隣の家は、見上げて探すもの。
こんなところで生活する人々の苦労は我々には想像つかない。

寂しく厳しい山の畑。
よく見ると休耕地が点々と広がっている。後継者不足の現実なんだろう。
足を留め、束の間の休憩に近くで鋤きかきをしている人と立ち話。
猿とイノシシ(カッツンの親戚?)に負けた結果があの休耕地だという。そういえば野菜畑という畑は囲いがされネットが張られていた。唯一茶畑だけがその被害にあってないという。
イノシシは囲いがありさえすれば出てこないという。が、猿はちがう。頭がいい。ホントに人間との知恵比べ。庭先にいたビーグル犬の仲間達をあっちこっちで見たが、それは皆猿対策のためだという。猿も犬にはかなわないらしい。

休耕地もよく見ると、ほとんどはたくさんある畑々の、みな山側の周辺ばかり。すぐそばに高い木が生い茂っている畑ばかりが休耕地になっていた。つまり、そういう畑の野菜類は猿の被害に遭いやすい、犬に追いかけられても猿がすぐに木に登ってつたっ
て逃げやすいところばかりがねらわれ、人間が負け、畑に見切りをつける、休耕地になるということらしい。
ヘ〜〜エ、そうなんだ!と納得し、その現実に同情しつつも、そうせざるをえない猿の現状にも哀しい思いをさせれれた。

無料の梅干しを一口食べつつ再び山の中に。(そういえば、最後まで口に何個かの梅干しを押し込んでいた慎はあとで人の倍の水をほしがったにちがいない。喉が乾いたろう!こんな思い出を書いているいま、口の中は唾で一杯になってきた!!!)

栃谷尾根は歩きやすかった。
階段は最後の最後、チョッピリきつかったが僅かだった。
歩きやすい山道は日差しも遮られ、風もなく、木々の間からは適当に周りの景色が消え失せなかった。
改めて気づくまでもなく、周り、頭上は杉の、檜の、それ以外をいっさい許さない頑固なまでの純粋な林、そのものだった。
足下に落ちている枯れた枝葉はあの特徴ある尖った、細かく密集した杉の、それだけ。あるいは、平べったい、一見柔らかそうな、手を出してみたくなる檜の、そればかり。
なんで好きこのんでこんな林の中ばかりを歩くんだ。

それでも、陣馬山の頂上に着くまで、花粉症現役3人組は敢えて気にせず、笑いとばせる余裕があった。
池袋で例の注射の恩恵を受けている2人には向かうところ敵なし、だった。意気軒昂、杉を、檜を蹴飛ばす勢いがあった。
軟弱人間の空威張りもそこまで。
頂上で一休み、超豪華な昼食の準備を始めたとたんに、鼻水が、くしゃみが、目の、鼻のかゆみが、、、、そう、例の症状が突然、神の怒りをかったかの如く出始めた。
それからは、地獄への惨状。ここからはカット!!!

豪華な昼食についての記憶以上に、花粉症2人組の聞くも涙、語るも涙の下山史が印象的。(2人だけだが、、)
2時間もの長い、ながい昼食タイム(山の生活では珍しいくらいの)が、我々には惨劇の時間だった。
下山は常に、一テンポも二テンポも遅れる結果になった。
ティッシュを出し、鼻をかみ、くしゃみのタイミングのためにしばし休憩。こんなことの連続に前をゆく皆のひんしゅくを買っただろう。
でも、鳥のさえずりもない、枝を葉をゆする風の音もない、静かな山の中で、意図的ではないにしても腹の底から思いっきりくしゃみをする、この開放感はなんともいえない。花粉症人間の唯一無二の、シ・ア・ワ・セかもしれない。

おっ、とっ、とっ、と、Y2K陣馬山春の散策、山歩きの美しくも楽しい一日の話が、くしゃみと共にどこかに飛んでいってしまったようだ。
カッツンのおでんと慎制作「大根とこんにゃく」の追加おでん、澄子さんの新じゃがの醤油煮と宮崎産落花生の塩ゆでとお新香、ヤス推薦は協和発酵製みそ入り卵スープ、
デザートは文子さん持参のキューイフルーツとオレンジ、ゴリケンの故郷の味日向夏、薫り高いコーヒーは定番。コンビニおにぎりがすねるような手製のおにぎりは澄子さんと泰子さん。
ビールに始まる酒宴は、酒やワインと賑やか。

山頂で山の空気を、景色を、風を、そして春を楽しむ山人達のひんしゅくを買う行為だったにちがいない。
反省!!
ちょっと調子に乗りすぎたかもしれない。

下山後は、いつものとおり、温泉。
1,000円は少し高すぎた。休憩する場所もない。狭いし、カランから出るお湯の少なさに閉口だ。
さらにだ、湯船にはいるのに俺みたいな人間にはちょとキツイ!なんで?それは行った人間達だけの秘密にしておこう。
でも、風呂に入って汗ととともに花粉も流れたのだろうか、それ以降は幾分ラクになった。(カエルのもラクダ!)


藤野駅で一応解散。
カッツン、泰子さん、澄子さんは電車で、残りは次の予定、「岩田や」でのホームコンサートに参加した。
これは見事だった。
3人も是が非でも参加したらよかったのに、と思う。
これについてはここでは省略。
でも、「岩田や」のみなさん、欣也さんトンチャン、とにかくありがとう。
心と頭に新風を送ってくれ、そして今回もまた生きてる幸せを実感できるトンチャンの料理に出会えたことに感謝。

久しぶりの指と頭の運動に相当疲れた。
これにて、ごめん。

00/03/21
かねやん


陣場山ハイキング

天気予想は午後から雨がフルと言うがオレが行く時は今までなかなか雨に遭わない事が多い
カネヤンが雨の時のために事前に準備検討している
一応、雨具の用意だけはしておこうと、スパッツ、カッパの上着だけはリックに入れた。
当日の朝、5時からリックに詰めはじめ女房を起こしておにぎり2ケと簡単な朝食を作らせる
6時に家を出て武蔵小金井に6:40ごろ到着
ヤスさんはもう駅前にいた。澄子さんの来るのを2人で待つ
予定通りの電車で下りてくる。3人揃って藤野をめざす
国立ICから高速に乗り、一路藤野へ途中混むこともなく相模湖ICに到着、そこから20号線。カネヤンに電話を入れる(こんな時は携帯は便利だ)20号を走行中で相模湖ICを過ぎた
との回答である。よく前を見ると5台前にカネヤンの車だ!
藤野駅近くで合流。陣場温泉で車を下りてこれから登山だ(8:30)
久しぶりの人もいて、縦長の登山隊だ!休憩をはさみながら急登な坂道や歩き良い尾根道、所々に可憐な草花、小鳥のさえずり色々と楽しませてくれる。その内、陣場山頂上だ!(10:10)
2時間もの昼食タイム(山をやる人間としては失格だがね)
昼食時間の尽きない話、年を忘れて昔に戻っている自分に気が付く
カネヤンと久世さんは花粉で大変だった(本当にご苦労さまでした)

次回は「かたくりの花」と言うが4月下旬ごろなのでそれまでに足を鍛えておいてください
カタクリがある方はきつい方にありますが楽なコースを検討します
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猪股 捷宜


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