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九州ひと回り (2.国東~宇佐)


2015/11/12(木)

国東半島の早朝、まだ暗いうちに眼が覚めたが、朝食時間にはまだ早く、近くを散策する事にし、車に積んできた自転車を下ろして、朝のサイクリング(朝練)を開始した。 先ずはホテルの周りを回る。
ホテルの南は国道に面しており、背後の北東部は湾になっており、海から岩が突き出た砂浜の海岸だ。
ホテルから海岸に向かい遊歩道を東に進むと、海岸に降りる道があり、砂浜まで降りてみると、丁度朝陽が雲の切れ目から見えて来た、綺麗な日の出だ。

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国東半島の日の出
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ホテル敷地内を散策
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朝食は左が基本+右はチョイス、食べきれるかな?
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拡大写真、これだけでも充分ですよね。

朝食をしっかり食べて、9時前にはチェックアウトしました。
ホテルを出発して、豊後高田の昭和の町へ向います。
国東半島の中心部を横切る道で約30分、途中には水源用のダムや急峻な地形や奇岩があり、沢山のお寺や磨崖仏がある道で、次回は数日かけて、ゆっくり訪れたい場所です。

国東半島のダム付近の奇岩
国東半島のダム付近、奇岩だらけです。

かなり細いくねくねした山道を過ぎると、快適な下り坂になり、あとはナビに導かれて、豊後高田市の中心部に到着、昭和の町で降りてみます。

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昭和の町と書いた建物があります。
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昭和ロマン館に入ってみます。
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入口の料金所から覗いてみると、なにやら観光用のテーマ館の様です。

てっきり旧い昭和の町並みを復元したところだと思ってましたが、どうも観光用のテーマ館らしいので、ここは入口から覗くだけにしました。
ここから近くに、あの格式高い、宇佐神宮があるので行ってみました。

いよいよ、宇佐神宮参拝です。

今日は平日なので参拝客も少なく神宮近辺も閑散としています。
神宮入口の観光バスが止まっている大駐車場に駐車し、神宮方面らしき道を辿ってみました。
どうもメインの参道ではないらしく、川向こうに渡る綺麗な橋が見えてきました。 この橋は参道の右手にあり、呉橋と言いいますが、今は通ることが出来ず、直ぐ下手にある神橋から境内に入ります。

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呉橋は寝殿造りの屋根を持つ綺麗な橋です。
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神橋より呉橋を望む。
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参道へ向かう道は紅葉がちらほら。
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手水舎で手と口を清めます。
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上社へ向う入口、今日は階段で登ってお参りするには時間ないので、短縮コースにします。
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今回は下社にお参りします。上社には次回ゆっくり参拝する事にします。
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下社には3つの拝殿が並んでおり、中央の拝殿にお参りしました。
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宇佐神宮の表参道から帰ります。 おみくじも次回の楽しみに。
宇佐神宮ガイドマップ
宇佐神宮ガイドマップ(宇佐神宮サイトより)

宇佐神宮の境内をみると、かなり広大なので、とても一日では回り切れそうもなく、次の機会にゆっくり来る事にして、次の予定、同じ宇佐市にある、生活工房とうがらしに向います。

「生活工房とうがらし」、以前から行きたかった所です!

ナビに住所をセットして出発したが、どうも回り道している様です。
ここら辺りは、土地勘がないので、そのままナビ任せで走ると、畑の中の道になって来て、やがて「目的地です」とアナウンス。
しかし、以前写真で見た建物らしきものは周りには見当たらない。
スマホでGoogle mapを開き、航空写真の画面に切り替えて近くの建物を探すと、丁度、川の向こう側に、目的地があるらしい。

迂回して川の反対側に行くと、特徴のある建物が見えて来た。
車を停めて工房へ向うと、主宰の神谷 禎恵さんの姿が見えた。
今日は、取材や調理の会合が重なって、お忙しい中の訪問だったが、大歓迎して頂き、取材の方々と一緒に説明をお聞きする事が出来た。

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ユニークな形の生活工房とうがらし、手前は主宰の神谷 禎恵さん。
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今日の取材用の宇佐の伝統料理が、次々と出来上がって来る。
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宇佐地方の伝統的料理、ぬかどこ料理、
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試食用にお料理をいただきます。 やさしい伝統の味が実に美味しい。
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取材の方々に混じって、生活工房とうがらしについて説明を聞く。

神谷さんに生活工房とうがらしをご案内頂きました。
工房自体が台所をテーマにした建物になっています。
工房の周囲は、素晴らしい地産の食材の宝庫です。
これら周りの自然環境と伝統の料理文化が一体化して、食の分野から大分の国東半島宇佐地域 世界農業遺産を支えています。

神谷 禎恵さんのプロフィールです。

(クリックすると拡大表示)
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宇佐地方の様々な伝統料理が出来上がった様です。
今から、取材が始まります。

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宇佐地方の伝統料理の数々、実に美味しそうです。
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主宰の神谷 禎恵さんと、お母様である創始者の金丸 佐佑子さん。

しばらく休んだら、生活工房とうがらしの内部に、ご案内頂きました。
「とうがらし」にあるのは「昔台所」「今台所」「外台所」と呼んでいる3つの台所だけ。 うまく工夫されたレイアウトで、宇佐の台所と食の歴史が一目で分かる様になっています。
食に関心のある人々が集うこの「とうがらし」で、地域に伝わる料理を作って、食べて記録し、次世代に伝える活動をされています。

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取材や料理の会合が始まったので、この辺りで、神谷さんとお母様にご挨拶して、「とうがらし」を後にしました。
お忙しい中、ご丁寧なご対応を頂き、ありがとうございました。
また、お邪魔致します。

つづく


九州ひと回り (1.南阿蘇~国東)


2015/11/11(木)

ここ数年来、不義理を重ねていた友達や、仕事でお世話になった知人を訪ね旧交を温める為、九州ひと回りする事を思い立った。
又、この旅をきっかけに、公私共に一区切りをつけ、自分自身のこれからの生活の方向性を再確認する為の、自分探しの旅にもしたいと思う。

先ずは、熊本県の南阿蘇に移住した、NPO仲間のMさんの田舎暮らしの様子を見に熊本県に向かい、以後、長崎から福岡経由で大分を回って帰る予定だったが、ホテルを予約する段階で大きな問題が発生した。

長崎のホテルの空き室が全く無く、しかもいつも5000円程度の料金のビジネスホテルが、何と3万円にもなっている。 何事が起こったかと思い、知人に聞いてみると、中国人や韓国人ツアー客用にホテルが押さえられたり、福岡では大相撲が開催されるのが重なり、ホテルの空き室がない異常な事態になったらしい。、
前もって確保していた土日の福岡の宿泊先だけは固定して、前後の計画を急遽変更し、九州を逆周りに回る事にして、最後に行く予定の大分の国東半島に初日の宿を取り、後はその都度泊まる場所を探しながら九州をひと回りする事にした。 久し振りの行き当たりバッ旅だ。

さて出発日11月11日は、早起きして荷物を積み込み7:30出発だ。

自転車で荷室は満載
散策用の自転車を積み込むと、荷室は満載になりました。

まだ、通勤ラッシュ前の空いた道を九州自動車道の宮崎IC目指して快調に進む、途中少々混み始めたが20分ほどで高速に入る。

宮崎料金所
宮崎料金所を順調に通過
朝霧が凄い、
えびのジャンクション抜け熊本方面へ向うと、朝霧が凄い、
宮原SAに到着、ひと休み
9時過ぎには宮原SAに到着、ひと休みします。

ひと休みした後、9:30には熊本方面に出発。
アポ予定の11時にはマダマダ時間が有るので、のんびりと高速を北上し、ナビに従って熊本空港方面への出口に降りる。
少し逆戻り気味に御舟町方面に右折し、以前行ったミルク牧場前の高原を快調に走ると、吉無田高原方面の看板が見え、緑の村入口でナビの案内は終了、到着です。
ここからMさんの家に電話するが、携帯の電波状況が悪く中々通じない、少し移動してようやく通じたが、Mさんはこの吉無田高原近くの奥さんのショップにいるとの事、迎えに来てもらった。
久し振りの再会に、Mさんとも積もる話が沢山で話が弾む、一段落した後に、吉無田高原の説明を受け、各地を案内してもらった。

詳しくは⇒ 吉無田どっとねっと

吉無田高原、蜩窯(ひぐらしがま)
吉無田高原、再生した古民家は、陶器窯、カフェ&ショップ

まず案内されたのは、古民家再生した、陶芸工房、カフェ&ショップ「蜩釜(ヒグラシ窯)」です。

吉無田高原、蜩窯(ひぐらしがま)
古民家を再生して、窯で陶器を焼いています。
陶器窯その2
陶器窯その2
陶器ショップ、ピザとカフェの店。 紅葉も綺麗です。
窯の隣は、陶器ショップ、ピザとカフェの店
店内ショップ
中のショップでは、製作した作品が飾ってあります。
レストラン内部
レストラン内部
新鮮で美味しいサラダ
新鮮で美味しいサラダ
新鮮で美味しいサラダ
新鮮で美味しいサラダ
メインのピザを夢中で食べてしまい、写真はありません
メインのピザを夢中で食べてしまい、写真はありません。 熱々のピザ、美味しかった!
古民家を再生した、ヒグラシ窯の陶器工房、ピザ・カフェのレストランでは、平日にも関わらず、常連らしいお客様が次々と来られ、特製のピザランチが都会と同等の価格で提供されており、私もその美味しさを堪能させて頂きました。
どうやって、この地でこの様なビジネスが成り立っているのか、興味津々です。
穂切り杉の林
穂切り杉の林、くねくね変形した木を利用して、アスレチック林にする計画です。
吉無田湧水、川神社
吉無田湧水、川神社
阿蘇の湧き水、汲み放題です。
阿蘇の湧き水、汲み放題です。
持参したポリタンクに美味しい水を汲んでます。
持参したポリタンクに美味しい水を汲んでます。
阿蘇の伏流水は新鮮で素晴らしい味
阿蘇の伏流水は新鮮で素晴らしい味です。

穂切り杉の林では、くねくねと曲がった枝が不思議でしたが、杉の植林用の穂を切った後の枝が、あのような形になるのだと、初めて知りましたが、あの林を整備して、子供が遊べる林にして、フィールドアスレチックの様にしたいとお聞きして、あのくねくね枝を、そんな風に活用するという発想に、なるほどと納得しました。そして、吉無田の湧水では、清浄な阿蘇の伏流水を汲み放題できる水汲み場など、素晴らしい場所で一杯でした。

Mさんのお話では、今後、NPO法人を作って、地域のコミュニティ造りや古民家の再生促進や、吉無田高原のホームページの活性化、地域の生産物のネット販売やマーケティング展開等を考えておられるとの事、私も何かお手伝い出来ることがありそうなので、次回の再会を約して、吉無た高原を後にしました。
Mさん、大変お世話になりました。


時間はもう13:30を過ぎ、次の予定の杵築市の友人宅へ急ぐことにしました。 ナビをセットすると、2時間30分ほど掛かり、到着は16時頃になりそうだ、約束の時間より1時間くらい遅れそうなので、途中で電話することにして、出発しました。

吉無田高原を後に阿蘇経由で杵築市へ
吉無田高原を後に阿蘇経由で杵築市に向います。

 

道を間違えながら、内牧温泉の近くを通り、212号線経由で南小国町を通り、九重IC方面へひた走り、約束の15時前に杵築の友達に電話して遅れる旨を連絡し、九重ICに入ると30分も経たないうちに杵築ICに到着、何とか30分遅れで、中学時代の同級生、トンちゃんとキンさん夫婦宅に到着、2時間ほどお茶を飲みながら、久し振りの会話を楽しみました。 本来なら、ゆっくり滞在してくれと言われていたが、当日の宿泊地近くに、FB友達のSさんが数日前から滞在しており、夕食を食べる先約があり夕方には失礼する事にした。

杵築市
杵築市

トンちゃんキンさんと名残を惜しみ、杵築市を立ち、車で30分ほど先の国東半島のホテルに向う。
途中の大分空港までは直ぐ着いたが、それから海沿いの道は真っ暗で、結局、18時ごろ宿泊予定のホテルに到着。
チェックインを終え、FB友達のS君に連絡をして、一緒に夕食をする為、ホテルに来て貰う。 19時ごろに到着予定だ。

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ヴィラくにさきホテル、なかなか良いホテルに到着。
19頃、友人のS君が到着し、食事開始です。
19頃、友人のS君が到着し、食事開始です。
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食事は国東半島の海の幸が中心の美味しい料理です。
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どんどん美味しい料理が出てきます。 全部食べられるかな?
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沢山飲んで、あれこれ話している内に料理の撮影を忘れ、締めの太刀魚寿司です。

話が尽きない内に夜も遅くなり、お互いに明日は早いので、S君も帰る時間となり、フロントまで送って行き、お見送りをした。

鍵を貰い、部屋に行くと、独りでは勿体無いような、ツインのなかなか良い部屋です。 外は海鳴りが響き、真っ暗で景色は全く見えません。
今日一日の汗を流す為、ゆっくりと大浴場で長湯をしてリラックスした後、ベッドにもぐり込むと、数分で爆睡です。
今日は500km近く走って少々疲れました。

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それではオヤスミナサイ。
つづく