大西君の著書第3作目発刊 

2008年9月14日  大西 雄二 


「宮崎県の感染症」発刊 2008/09/14 ゴリケン

 まず、新聞記事の紹介からです。

風土病:「宮崎県の感染症」出版 宮崎市の大西さん、研究まとめ /宮崎
9月9日17時1分配信 毎日新聞


 宮崎市内で内科医を開業する大西雄二さん(61)が「宮崎県の感染症」を出版した。
 天然痘や日向熱など風土病についての研究、考察をまとめたものだが、「学術書ではないので、広く一般の人に読んでほしい」と話す。
 例えば、天然痘のくだりでは、住吉神社(宮崎市)の「はじき猿」を紹介。天然痘が流行した際、人々は竹に猿の人形をくくりつけ、はじき上げたという言い伝えがある。猿だけは天然痘にかからなかったというのが由来だと紹介している。
 大西さんは24年前に病院を開設し、宮崎北署の警察医も務めた。本書の着想は約10年前、「自分の専門を生かして、生まれ育った宮崎の風土とそこで暮らしてきた人々の歴史をまとめたいと思っていた」と話す。執筆のため、郷土史など数百冊を研究した。
 総論として宮崎の風土や医療史を紹介。各論では、天然痘、日向熱、肺吸虫症など県の風土病を取り上げ、それがどう広まり、どう対処されたか、臨床例や自治体の政策を挙げながら説明している。四六判、294ページで定価1680円。問い合わせは鉱脈社0985・25・1758。




大西君から本を送って頂き、読み始めました。
最初は感染症に関する難しい内容かと思いましたが、内容は正に大西君の医師として、郷土人としての、還暦を迎えるにあたっての、今迄の集大成とも言える内容です。
 わが郷土宮崎県の地理的条件、交通の制約や文化等を取り交えて、主に近代の歴史を辿りながら分かり易く説明し、それを基に氏の医師としての研究、経験を織り交ぜ纏め上げた、風土記の趣のある本です。
 是非一度、我々が青春期を過ごした郷土宮崎県を見つめ直す良い機会かと・・・お勧めです。

 ゴリケン

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