山の捜索初体験

2007/05/16 ヤス宮崎特派員


ヤスさんより 2007/05/16

皆さんへ

先週末、九州中央国定公園に位置する白鳥山〜時雨岳に登ってきました。
上椎葉から西へ22km、丁度宮崎県と熊本県の県境付近の1500m〜1600m級
の山です。頂上付近には芍薬の花が群生している地元の人々にはこの時期
人気のある山です。白鳥山の山頂近くに平家残党 左中将平清経住居跡なる
ものが存在したのには驚きました。

12日土曜日の昼前に宮崎を発ち、途中南郷町の温泉に浸かり、登山口に着いた
のが午後5時半、早速テントを張り夕食の準備にとりかかったところどうも周囲の
状況がおかしい。前日時雨岳に登った女性が山頂にリュックサックを置いたまま
戻って来ていないことが判明し、山岳会のメンバーが10数名集合していたようでした。


一緒に行った友人がたまたま山岳会のメンバーの知り合いで、13日(日)の朝から
行方不明者の捜索に加わる破目になりまして、現地の消防団約50名+県警の
ヘリコプターとともに捜索を開始しました。先ずは時雨岳山頂(標高1564m)に登り、

そこから10m〜20m間隔で山の斜面を降りていくのですが、こちらが遭難しそうな危険な

箇所がいくつもあり、小生は午前中の捜索だけで午後は断念しました。友情で参加し
ている山岳会のメンバー、ボランティアで捜索している地元の消防団員(民間人)には

本当に頭がさがりました。

昼食後、一人で下山しましたが時雨岳〜白鳥山山頂からの下山ルートを間違えて熊本県の
御池登山口というところに出てしまい県境までの約4kmの上り坂、キャンプ地
までの3kmの下り坂をくたくたになって午後5時過ぎに帰ってきました。既にキャンプ地に
戻っていた友人は二重遭難を恐れて白鳥山山頂に舞い戻ったそうです。

今回は、まだまだ山男のはしくれにもなれていない自分に気付き、いい教訓になりました。
ところで、行方不明の女性も林道で意識朦朧うつ伏せになって倒れているのを山岳会の

メンバーに発見され、救急車で椎葉の病院に運ばれました。あとで聞いた話ですが、地元の
人でも道に迷うことのあるかなり厳しい山だったようです。これからも登山は楽しむつもり
ですが、自分の体力を過信せず無理のない登山に徹して行きたいものです。山はやはり

あなどってはいけませんね。

芍薬の花の写真、捜索中のヘリ、九州山系の写真をメールします。ピンク色の芍薬の花は
ずいぶんめずらしいものだそうです。

古賀












  


ヤスさんより 2007/05/11

カネヤン他 皆さんへ

写真の花はどれも直径5mmくらいの小さな花ばかりで
コケの上に咲いた白いマッチ棒状の花を除いて地面に
這いつくばうように咲いていました。
花の名前、わかりますか?

古賀


















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