木曽駒ヶ岳「千畳敷カール」を訪ねて

1999/10/1〜2 山岳部隊長 カネヤン

毎日、毎日残暑が続きますね。
もう、わたしゃ心配で心配で夜も寝れないくらいです。聞き耳をたて、隅から隅まで目を凝らして紅葉の話題を探すが、どこからも聞こえてこず、紅葉らしい画面が出てこない。
そう、昨日終わった「ツール・ド・北海道」自転車レースで道東コースの時ちらっと紅葉の片鱗が見えた。
えへぇ?????! ってな具合で、北海道がこれなら本州、関東は、、、?ホントに心配です。
が、行き先は高地、標高があるから多分大丈夫だろう、あと1週間あるからきっと、と祈る思い。

ところで、こうなれば紅葉の確率が高い場所、つまり「千畳敷と宝剣岳と木曽駒ヶ岳コース」を第一に決定したいと思います。そして、天候が悪ければ「温泉主体の新穂高、西穂高コース」に変更する、としたいと思います。その最終決定
は9/28、つまり、出発の前々日にします。

さて、コース紹介です。
車で東京を出発。(どこに集合するか、出発時間などはもうすこし検討)中央高速で「駒ヶ根IC」まで220キロ。約2時間半。
「駒ヶ根IC」をおり10分くらいで「菅の台バスセンター」に。ここに車を置き、バスに乗る。
「菅の台」からロープウエイ乗り場の「しらび平」までバスで40分。
標高1662bの「しらび平」からはロープウエイで2612bの「千畳敷」まで標高差1,000bをわずか8分。
「千畳敷」、そこはまさしく別世界、「千畳敷カール」に広がる一面の紅葉は目を見張るものがある!(予定)

さて、いよいよ登山開始。
「千畳敷」から稜線の「極楽平」まで40分。そこからいよいよ第一日目の目標「宝剣岳」(2931b)までガレ場を歩く。やせた稜線と鎖場が続くが、50分で山頂へ。勿論、360度の展望が待っている。
山頂からゆるやかな下り、といっても今日の宿泊先「宝剣山荘」までわずか15分。
第一日の所要時間1時間45分。

「宝剣山荘」には早い時間に着きます。ゆっくりと時間がすぎ、南、北、中央アルプスの山並み、富士山など稜線を染める夕日に感動する場面が訪れる。西方向の目の前には木曽御嶽山、有名な信仰の山は荘厳に控えている。夕日はそっちの
方か。下界の暑さはどこに?3,000bの山頂では寒さが身にしみる。早い夕食後、寒さに震えながらも満天の空に輝き始めた星々と遠くの稜線に残る夕焼けを眺めてしばし沈黙。
翌日は普通の目覚めで構わない。ゆっくり夜をすごせる。

第二日目。
朝食前に山荘前の広場でご来光と朝焼けを楽しむ。眠い人は布団の中で夢の世界。
朝食後は本日の目標「木曽駒ヶ岳」(2956b)に向けて出発。稜線歩きで僅か50分で着いてしまう。ここからの眺望はまた格別。
「木曽駒ヶ岳」からは馬の背の稜線を下りながら「濃ガ池」まで1時間10分。この池の周りは黄や赤の黄、紅葉がまっさかり、その澄んだ青い水面には木曽駒、宝剣岳が映っている、このコントラストは忘れられないものになるだろう。
「濃ガ池」から「乗越(のっこし、と読む)浄土」まで1時間20分。この緩やかな下りはハイマツや低い灌木の緑とダケカンバの黄葉と所々のナナカマドの真っ赤な紅葉を楽しみながらのんびり歩く。
「乗越浄土」からロープウエイ乗り場の「千畳敷」まで30分。この間は中央アルプス随一の紅葉別天地、千畳敷カールの中を歩く。一面の紅葉の中、身も心もすっかり秋模様になった時には出発地に着いてしまう。
第二日の所要時間、3時間50分。

前日来た所を戻る。
が、車を置いてあるすぐそばには皆さん期待の温泉「早太郎温泉ーーこまくさの湯」がある。2年前に出来た今風の温泉で、展望風呂あり、ジェット風呂あり、露天風呂あり、薬湯ありのゆったり疲れをとることが出来る。休憩所もあり、これで料金は500円!と格安料金だ。早い時間の到着ならゆったり湯につかり、のんびり帰路につくことが出来る。

コース紹介と所要時間の案内です。

かねやん






みなさんの感激が伝わってきます。
嬉しいね、みながこうして同じ感動を得ることができるなんて。 ん?一人だけ残念な奴もいたかな?

ごりけん!近いうちに日帰りで紅葉をみに行こうか!
近場でのんびり歩けるところを、、。でも、男二人で?ちょっと不思議な光景だが、ま、いいか。だれか一緒に行ける人を捜そう!!

でもよかったね!
紅葉は今ひとつだったが、360度の眺望、どこまでも青く、高い空、白い雲、高く、切れ込んだ峰々、深い沢、ハイマツの緑と黄色と茶色、チョビットの赤。苦労をした者だけが得られる最高の情景だ。

思い出すことが一杯だ。
一番は?極楽平からの稜線、両側が切り立った崖、足場の確保に全神経を集中しなければならなかったあの鎖場、、、、。確かに一番危険だった。ここを歩けりゃどこも歩けるよ、といったかんじだ。ここを喜んでいた文子さんもその後は苦労したね。トンちゃんはこれとは逆、結構タフに歩いていた。

切り立った宝剣岳の頂上のすっくと立った岩の、そのてっぺんによじ登り、万歳したヤス、君は中学時代のやんちゃ坊主そのままだったよ。君には恐怖心という心を持ち合わせていないのか?!!!

山小屋での夜もこれまた感想が沢山だ。
色気より食い気の小生はトンちゃんのバッグから次から次に出てくるおつまみに感激。"ドラエモントンちゃん"に感謝だ。なんか一人で食べていたように思う。ワインもたらふく飲んだようだが、3本も山に持ってくるグループがあるかな?
そして、同室の若者達、特にモデルさん達のことは決して忘れない思い出になった。また、これからもあるかも、と思うとゴリケン、3000bの山頂も捨てたもんじゃないよ。ヤスも満更じゃなさそうだったが、このことは奥さんに報告しない方がいいかもね。

いろいろ書きたいが、今日はここまで。

カッツン、ホントに惜しかったよ。ヤンモチ!楽しい話をお互いに報告しようか。

皆のメールをコピーして送るよ。


ヤスから、、、、、、、、、、、

悪天候と険しい登山道と不安材料のあったと登山でしたが,仲間の皆さんのご協力のお陰で大変素敵な旅ができました.郡君には申し訳なかったが,今日の1日は本当に最高の日となりました
.いつも用意周到で立派なルート選択をしてくれるカネヤン隊長,多忙な仕事をやりくりしての参加で隊長の運転をサポートしてくれたゴリケン,いつも陰日向になって旅のアレンジ支えてくれるKuze-san,おいしいおつまみの数々とワインを持ってきてくれ楽しい一時を過ごさせてくれた
トンチャン. 皆さんお疲れ様でした.無事帰宅できましたか? カネヤンはかなり遅くなったんじゃないかな? 有難うございました.
ヤス



久世さんから、、、、、、、、、
  古賀さん、郡さんの帰宅早々のメール読みました。

みなさんお疲れさまでした。
 
本当に久しぶりに登山らしい登山をしたという満足感があります。 一日目のスリル満点のルート、午後からの濃霧、夜中の大雨、、とハラハラドキドキの次の二日目は、うってかわって大晴天。
 
  まだ暗い4:30amすぎから起き出して、満天の星空を見上げたあと宝剣岳の方に登ってご来光。 ピンクがかったオレンジ色の朝焼けの中で、寝不足ながらも皆んなの顔が輝いていました。
 
  6畳間に9人という超過密な山小屋泊まりでしたが、その時の4人の若者(男1女3)との出会いは楽しかった。  若い美女3人を相手にわれらがオジサン達の顔は華やぎ、ワイン3本がアッと言う間に空いてしまいました。

  二日目のルートは、登りあり下りありなだらかありで、一日目とはまた違った趣き。いつもながら兼城さんのコース設定には感心します。  (ルートの報告は兼城隊長からあると思います。)

  木曽駒ケ岳山頂からのすばらしい360度の大展望を一緒に感動できなかった郡さんは本当にかわいそうでしたが、また次回に期待しましょう。 私も体力の衰え著しく、ペースがだんだん遅くなり、最後の直登では本当にヘロヘロフラフラで情けない限りでした。

  前回よりも快調だったトンちゃん、いろいろおいしい手作りのおつまみありがとう。   私たち女性2人は男性軍3人のやさしいサポートのお陰で無事に登って来れて、本当によかったね。 また頑張ろうね!

  ところで郡さん、
 今度はそちらの忘れ物。 小銭いれを預かってますよ。 ゆうべは暗かったので気が付かなかったんだけど、きょう車に乗ろうと
 したら助手席に小銭いれを発見。 あれっ、これがなくちゃ電車に乗れなかったんじゃないかしら、、、とあわてたんだけど、いやいやゆうべ 郡さんからのメールが入ってたということは家に帰れたということだと思い至って一安心。  あ?よかった。
 近いうちに兼城さんのお店に届けておきますので、ひょっこり立ち寄 った時に受け取ってください。 そのついでに私のタッパーも彼のお店に預けておいて下さい。 

  元気に先頭を勤めてくれたタフな古賀さん、足の疲れはありませんか?

  しんがりを守って遅いペースに付き合ってくれた兼城さん、ありがとう。

     みなさ?ん!  またよろしくお願いします。   Kuze-san


ゴリケンから、、、、、
ヤスへ
先程帰宅しメイルを読んでます。
今回は最高の景色との事、少々残念だったが、体調管理不十分なのは自分の責任、皆さんに本当に迷惑をかけました。

次回は、前日は睡眠十分にし、当日のお酒は1/2にします。今回、標高3000mの山での経験で、高山病に注意しなければと思ってます。 空気は平地の2/3、酒の効きは2倍以上で酸素不足で頭の働きもモ?ローとなり、当然山登りのスピードもグンと落ちてくるはずだ。 一寸、甘く見ていたなと反省!

   現在頭痛もすっかり取れて快調な!? ゴリケン


トンちゃんから、、、、

古賀さん さっそくのメールをどうもありがとう。
男性陣が前後で歩みの遅い私と久世さんをサポートしてくれたおかげで無事山登りを果たせました。 古賀さんのキャラクターで ずいぶん元気付けられました。
輝く星と ご来光 四海の山また山 いまいちの紅葉を補って余りある感激でした。
それにしても 郡さん 2か目の感激を味わえなくて残念でしたね。 でも 郡さんのおかげで 私はストックを使って歩くことができ 助かりました。
次回は お酒を少し減らしましょう. おつまみだけは できるだけたくさん 持っていきます。
久世さん 足は大丈夫ですか? 今回 私は 蟹歩きをするほどの筋肉痛はありませんでした。
ふくらはぎは痛いですけど 普通に歩いています.
カネヤン 素晴らしい 山登りの計画 ありがとう。 またよろしくお願いします. 欣也は ふもとの温泉で待っているとか言っています。

郡さん 先程 みどりちゃんと電話で話をしたのですが、バラの代金の振り込み先をまだ教えてもらってないので気になってるそうです。 郡さんの住所に現金書留で送ろうかな なんて言ってましたよ。

皆さん ほんとうにお世話様でした。 ではまた。

トンチャンから


99/10/4
もう10月、すっかり涼しくなりました、とあいさつがつづくといいね。

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